『Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Solaris Plug-In 4.0)』では、N1TM Service Provisioning System をインストール、構成、使用して SolarisTM パッチ、パッケージ、および Solaris 10 ゾーンをプロビジョニングする方法について説明します。
『Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (Solaris Plug-In 4.0)』の主な対象読者は、システム管理者、およびプロビジョニングシステムを使用して Solaris パッチやパッケージを配備し、Solaris 10 ゾーンを作成する、N1 Service Provisioning System ソフトウェアのオペレータです。読者は、次のことに精通している必要があります。
N1 Service Provisioning System 製品
UNIX® および Microsoft Windows の一般的なコマンドおよびユーティリティー
Solaris パッチに関する一般的な知識
Solaris パッケージに関する一般的な知識
Solaris 10 ゾーンに関する一般的な知識
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアの使用に精通していないユーザーは、次のマニュアルを参照してください。
『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』
『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 リリースノート』
第 1 章「Solaris プラグインの概要」では、Solaris プラグインとその内容の概要、および Solaris プラグインを使用するためのシステム要件について説明します。
第 2 章「リリースノート」では、インストール時および実行時における問題点について解説します。
第 3 章「Solaris プラグインのインストールと構成」では、Solaris プラグインのインストール、および構成方法について説明します。
第 4 章「パッチの配備における Solaris プラグインの使用法」では、Solaris プラグインとともに提供されるコンポーネントを使用し、パッチを配備する方法について解説します。
第 5 章「Solaris プラグインを使用したパッケージの配備」では、Solaris プラグインとともに提供されるコンポーネントとコンテナを使用し、パッケージを配備する方法について解説します。
第 6 章「ゾーンの配備における Solaris プラグインの使用法」では、Solaris プラグインとともに提供されるコンポーネントおよびプランを使用し、ゾーンを配備する方法について解説します。
Sun の Web サイトでは、以下の追加情報を提供しています。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、 rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。