Oracle データベースプラグインは、Oracle 9i および 10g のシングルインスタンスデータベースソフトウェアを使用して作業するための特定のコンポーネントと機能を提供します。この章では、次の内容について説明します。
このリリースの Oracle データベースプラグインは、シングルインスタンス環境の Oracle データベースソフトウェアだけをサポートしています。Oracle RAC (Real Application Clusters) のサポートは含まれていません。
Oracle データベースプラグインを使用するためには、いくつかの手順を行う必要があります。
個別のノードで使用する Oracle データベースソフトウェアを購入します。
Oracle システムをインストールするディレクトリ構造を定義します。
必要なパッチを Oracle Web サイトからダウンロードして適用します。
現時点では、次に示すリリースに適用される Oracle パッチが提供されています。
Oracle 9i (Redhat Linux AS 3.0 システム用)
Oracle 10g Release 1 (Solaris 10 システム用)
Oracle データベースソフトウェアへのパッチの適用の詳細については、http://www.oracle.com の Oracle データベースマニュアルを参照してください。
ターゲットの Oracle システムに適用するディレクトリ構造を定義します。
Oracle 9i の場合
sysPass セッション変数が設定されていなければなりません。
Oracle 9i ソフトウェアとサポートスクリプトをインストールします。詳細は、「Oracle Database 9i 用の Oracle シングルインスタンスソフトウェアをインストールする」を参照してください。
Oracle 9i データベースを作成します。詳細は、「Oracle 9i データベースを作成する」を参照してください。
Oracle 10g の場合
sysPass セッション変数が設定されていなければなりません。
Oracle 10g ソフトウェアとサポートスクリプトをインストールします。詳細は、「Oracle Database 10g 用の Oracle シングルインスタンスソフトウェアをインストールする」を参照してください。
Oracle 10g データベースを作成します。詳細は、 「Oracle 10g データベースを作成する」を参照してください。
Oracle サポートスクリプトでは主に、適切な Oracle ユーザーの作成を行い、次に Linux システムでは共有メモリーの定義と、セマフォー設定の作成などを行います。これらのスクリプトは OraSpt コンポーネントに含まれています。サポートスクリプトは、シングルインスタンスソフトウェアのインストール時にインストールされます。
OraSpt コンポーネントは 1 つの OS ユーザーと 2 つの OS グループを作成します。
ユーザー : oracle
グループ: oinstall
グループ: dba
NIS または LDAP にグループが存在する場合、サポートスクリプトはグループ名に「n1」を付加します。したがって、グループ dba がすでに存在する場合は、ユーザー n1dba が作成されます。
SingleInst コンポーネントは、シングルノード Oracle データベースソフトウェア用のファイルをカプセル化し、配備します。
Oracle データベースインスタンスをインストールしたり、データベースを作成する前に、セッション変数 sysPass を設定する必要があります。この変数は、データベースユーザー SYS や SYSTEM のデフォルトパスワードとなります。
ここで定義するパスワードは、SQL*Plus の実行に使用するパスワードでもあります。
N1 SPS ブラウザインタフェースからセッション変数を設定する場合は、次のようにします。
N1 SPS ブラウザインタフェースのウィンドウ最上部にある「Session Variables」をクリックします。
「Session Variable」フィールドに sysPass と入力します。
「Password」列のボックスにチェックを入れます。
「Value」フィールドに、データベースユーザー SYS と SYSTEM に使用するパスワードを入力します。
パスワードは入力と同時に暗号化されます。
「Action」列の「Create」をクリックします。
パスワードの入力を求められたら、適切な N1 SPS のパスワードを指定します。
Oracle Database 10g ソフトウェアをプロビジョニングする前に、次の作業を実行する必要があります。
Solaris 8 または 9 OS を実行しているリモートエージェントに Oracle ソフトウェアをプロビジョニングするには、リモートエージェントに Xvfb フレームバッファーのバイナリをインストールする必要があります。詳細については、「Oracle データベースソフトウェアを実行するための Solaris リモートエージェントの準備」を参照してください。
Oracle Database 10g ソフトウェアにパッチを適用する場合は、データベースの作成前に適用する必要があります。Oracle 10g データベースプラグインがインストールされた Oracle Database 10g ソフトウェアには、パッチを適用できません。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。
「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Install」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
Oracle サポートスクリプト用に使用する変数を選択します。
Oracle 10g データベースプラグインの初回インストール時には、default 以外の変数セットを作成する必要があります。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
「Set Name」フィールドに変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、サポートスクリプトをインストールする場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Ora_Spt と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。
このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。Oracle 10g の場合、installerHome 変数はソフトウェア CD の最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
シングルインスタンスサポートファイルに対して、racInstall フィールドが FALSE に設定されているか確認します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
シングルインスタンスソフトウェア用に使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、Oracle サイレント応答ファイルを格納する場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Oracle10g と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
ORACLE_HOME_NAME 用のデフォルト値が使用されるコンポーネントがこのホスト上にすでに存在する場合は、変数 ORACLE_HOME_NAME の値を定義します。
同じ物理ホストにインストールされている 2 つのコンポーネントが同じ ORACLE_HOME_NAME をもつことはできません。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora10gR1 と入力します。
このパスは CD 、または適切なファイルが格納されているほかの場所を示すことができます。installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
ORACLE_BASE 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアをインストールするルートディレクトリへのパスを入力します。
たとえば /opt/app/oracle と入力します。
このホストで Oracle リスナーを実行する場合は、crListener の値を TRUE に設定します。
1 つの物理ホストでは 1 つの Oracle リスナーだけを実行することをお勧めします。
softGroup 変数と dbaGroup 変数が正しいか確認します。
oraPrflFile が正しく設定されていることを確認します。
Solaris システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を profile に設定します。
Linux システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を bash_profile に設定します
oraPrflFile 変数の場合、環境ファイルは Bourne シェル、Korn シェル、または bash のプロファイルでなければなりません。C シェルはサポートされていません。
TOPLEVEL_COMPONENT 変数が、インストールする Oracle のバージョンと完全に一致しているか確認します。
たとえば、10.1.0.3.0 をインストールする場合には、TOPLEVEL_COMPONENT 変数の値をデフォルトの 10.1.0.2.0 から 10.1.0.3.0 に変更する必要があります。
必要に応じてほかの変数を変更します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
ターゲットホストを選択するには、「Plans Details Run」ページの「Target Host」フィールドの次にある「Select from List」をクリックします。
このプラグインではこのコンポーネントをホストセットにインストールできますが、ホストセットは、シングルインスタンスインストールよりも RAC インストールの場合の方が意味があるといえます。
必要に応じて、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を修正します。
デフォルトでは、プランのタイムアウト値が 30 分に設定されています。古いハードウェア上でプランを実行している場合などは、プランが完了するまでに 30 分以上必要になることもあります。タイムアウト値を増やすには、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を増やします。
ソフトウェアをインストールするには、「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
Oracle Database 9i ソフトウェアをプロビジョニングする前に、次の作業を実行する必要があります。
Solaris 8 または 9 OS を実行しているリモートエージェントに Oracle ソフトウェアをプロビジョニングするには、リモートエージェントに Xvfb フレームバッファーのバイナリをインストールする必要があります。詳細については、「Oracle データベースソフトウェアを実行するための Solaris リモートエージェントの準備」を参照してください。
Oracle Database 9i ソフトウェアにパッチを適用する場合は、データベースの作成前に適用する必要があります。Oracle 9i データベースプラグインのインストールされた Oracle Database 9i ソフトウェアには、パッチを適用できません。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 9i を選択します。
「Oracle Database 9i Common Tasks」ページで「Install」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
Oracle サポートスクリプト用に使用する変数を選択します。
Oracle 9i データベースプラグインの初回インストール時には、default 以外の変数セットを作成する必要があります。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、サポートスクリプトをインストールする場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Ora_Spt と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Solaris リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora9iR2/3006854 と入力します。
installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。Redhat Linux AS 3.0 用の Oracle 9i では、installerHome 変数は Oracle Patch No. 3006854 の格納されたディレクトリを指します。
Oracle データベースプラグインは、インストール処理時の CD の入れ替えをサポートしていません。Oracle 9i は物理的に CD が 3 枚あるため、各 CD をそれぞれ 1 つの場所の Disk1、 Disk2、Disk3 サブディレクトリにコピーし、すべての情報にアクセスできるようにする必要があります。
Linux 上で Oracle 9i を実行する場合は、oracleRel 変数に 9iR2 を設定します。
シングルインスタンスサポートファイルに対して、racInstall フィールドが FALSE に設定されているか確認します。
Oracle データベースプラグインのこのリリースは、シングルインスタンス環境の Oracle データベースソフトウェアだけをサポートしています。Oracle RAC (Real Application Clusters) のサポートは含まれていません。したがって、racInstall 変数の値は FALSE のままでなければなりません。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの OraSpt コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
シングルインスタンスソフトウェア用に使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成する場合は、「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にある「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
installPath 用のフィールドに、Oracle サイレント応答ファイルを格納する場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /var/tmp/Oracle9iR2 と入力します。
installPath 変数の値は、/opt などの絶対パスを指定しないかぎり、デフォルトのリモートエージェントディレクトリの相対パスとして扱われます。たとえば、Linux リモートエージェントで installPath 変数を opt に設定し、デフォルトのホームディレクトリ /opt/SUNWn1sps/agent でエージェントにファイルを配備すると、ファイルは /opt/SUNWn1sps/agent/opt/ に配備されます。
ORACLE_HOME_NAME 用のデフォルト値が使用されるコンポーネントがこのホスト上にすでに存在する場合は、変数 ORACLE_HOME_NAME の値を定義します。
同じ物理ホストにインストールされている 2 つのコンポーネントが同じ ORACLE_HOME_NAME をもつことはできません。
installerHome 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアファイルの場所を示すフルパスを入力します。
たとえば /mnt/Ora9iR2 と入力します。
installerHome 変数はソフトウェアの最上位ディレクトリを示します。このディレクトリは、Disk1 ディレクトリの上に位置する親ディレクトリです。
ORACLE_BASE 用のフィールドに、Oracle ソフトウェアをインストールするルートディレクトリへのパスを入力します。
次に例を示します。 /opt/app/oracle9
このホストで Oracle リスナーを実行する場合は、crListener の値を TRUE に設定します。
1 つの物理ホストでは 1 つの Oracle リスナーだけを実行することをお勧めします。
softGroup 変数と dbaGroup 変数が正しいか確認します。
oraPrflFile が正しく設定されていることを確認します。
Solaris システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を profile に設定します。
Linux システムに Oracle 10g データベースをインストールする場合は、oraPrflFile 変数を bash_profile に設定します
oraPrflFile 変数の場合、環境ファイルは Bourne シェル、Korn シェル、または bash のプロファイルでなければなりません。C シェルはサポートされていません。
TOPLEVEL_COMPONENT 変数が、インストールする Oracle のバージョンと完全に一致しているか確認します。
FROM_LOCATION_CD_LABEL 変数が、インストールする Oracle ソフトウェアのディスクラベルと完全に一致しているか確認します。
必要に応じてほかの変数を変更します。
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの SingleInst コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、上で保存した変数セットを選択します。
ターゲットホストを選択するには、「Plans Details Run」ページの「Target Host」フィールドの次にある「Select from List」をクリックします。
このプラグインではこのコンポーネントをホストセットにインストールできますが、ホストセットは、シングルインスタンスインストールよりも RAC インストールの場合の方が意味があるといえます。
必要に応じて、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を修正します。
デフォルトでは、プランのタイムアウト値が 30 分に設定されています。古いハードウェア上でプランを実行している場合などは、プランが完了するまでに 30 分以上必要になることもあります。タイムアウト値を増加するには、「Limit Overall Running Time of Plan」および「Limit Running Time of Native Calls」フィールドの値を増加します。
ソフトウェアをインストールするには、「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。
「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Uninstall」をクリックします。
「Plan Details」ページで「run」ボタンをクリックします。
ホストを選択します。
「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスを選択します。
Linux アンインストール用の「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスが選択されていない場合、あとでデータベースをインストールするときに失敗する場合があります。「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」と「markOnly Uninstallation」の両方のチェックボックスを選択した場合は、「markOnly Uninstallation」が優先され、クリーンアップ動作は行われません。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 9i を選択します。
「Oracle Database 9i Common Tasks」ページで「Uninstall」をクリックします。
「plans」、「details」ページの順に選択し、「run」ボタンをクリックします。
ホストを選択します。
「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスを選択します。
Linux アンインストール用の「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」チェックボックスが選択されていない場合、あとでデータベースをインストールするときに失敗する場合があります。「Cleanup Users, Install File and Start Scripts」と「markOnly Uninstallation」の両方のチェックボックスを選択した場合は、「markOnly Uninstallation」が優先され、クリーンアップ動作は行われません。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
Oracle データベースには 3 つの種類があります。
汎用目的 – 多様なトランザクションが混在した汎用的なデータベース
データウェアハウス – 長時間を要する非定型的な照会に最適なデータベース
トランザクション処理 – 多数の短いトランザクションや定型的な照会に使用するトランザクション指向のデータベース
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 9i を選択します。
「Oracle Database 9i Common Tasks」ページで「Create」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページで、データベースを作成するターゲットホストを選択します。
「Plan Details Run」ページでプランの変数情報を入力します。
必要な場合は Oracle Service の名前を変更します。
このサービスをデフォルトサービスにする場合は、チェックボックスをクリックします。
このデータベースに適用するデータベーステンプレートの名前を入力します。
デフォルトのデータベーステンプレートは General_Purpose です。このテンプレートは、データベースが、複数のトランザクションタイプに対して使用されることを意味します。そのほかのテンプレートとしては次のものがあります。
Data_Warehouse – 長時間を要する非定型的な照会に最適なデータベース
Transaction_Processing – 多数の短いトランザクションや定型的な照会に使用するトランザクション指向のデータベース
必要な場合は、データベースに使用する文字セットを変更します。
デフォルトの文字セットは Western European (ISO 8859) です。Oracle での文字セットについては、Oracle のマニュアルを参照してください。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで Oracle Database 10g を選択します。
「Oracle Database 10g Common Tasks」ページで「Create」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページで、データベースを作成するターゲットホストを選択します。
「Plan Details Run」ページでプランの変数情報を入力します。
必要な場合は Oracle Service の名前を変更します。
このサービスをデフォルトサービスにする場合は、チェックボックスをクリックします。
このデータベースに適用するデータベーステンプレートの名前を入力します。
デフォルトのデータベーステンプレートは General_Purpose です。このテンプレートは、データベースが、複数のトランザクションタイプに対して使用されることを意味します。そのほかのテンプレートとしては次のものがあります。
Data_Warehouse – 長時間を要する非定型的な照会に最適なデータベース
Transaction_Processing – 多数の短いトランザクションや定型的な照会に使用するトランザクション指向のデータベース
このデータベースに対して使用するストレージタイプを選択します。
会社全体をローカルの Web サイトから管理するか、中央の Web サイトから管理するかを選択します。
中央の Web サイトから一元的に管理する場合は、URL を指定します。
一元的な管理を行う場合は、データベースを作成する前に、管理エージェントをターゲットにインストールする必要があります。ここでローカル管理を選択しても、あとで一元的な管理に変更することができます。
必要な場合は、データベースに使用する文字セットを変更します。
デフォルトの文字セットは Western European (ISO 8859) です。Oracle での文字セットについては、Oracle のマニュアルを参照してください。
(省略可能) Flash バックアップを有効にする場合は、バックアップディレクトリへのパスを入力します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
ソフトウェアのインストールとデータベースの作成が終わったら、ソフトウェアの両バージョンを同じホストで実行するために、Oracle ネットサービス構成を結合する必要があります。基本的には、ネットサービス名とリスナー情報をホスト上の 1 つのリスナーとして結合する必要があります。詳細は、Oracle のマニュアルを参照してください。
Oracle データベースプラグインでは、Oracle データベースに対して次の管理作業を実行できます。
データベースを起動する。
データベースを停止する。
データベースのインスタンスが現在実行中であることを確認する。
Oracle データベースソフトウェアがインストールされているすべてのリモートエージェントを表示する。
ここでは、Oracle データベースプラグインを使用して Oracle データベースの単一インスタンスを起動または再起動する手順について説明します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、対象となる Oracle データベースエントリを選択します。
「Oracle Database Common Tasks」ページで「Start」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページでプランの変数情報を入力します。
「Plan Parameters」テーブルの該当するリンクをクリックし、バージョン設定を設定します。
「Plan Parameters」テーブルの該当するリンクをクリックし、変数設定を設定します。
データベースを起動する、ターゲットホストを選択します。
「Plan Variables」セクションで、単一インスタンスコンポーネントのインストールパスを設定します。
「Plan Variables」セクションで、ターゲットホストで起動する Oracle サービスの名前を設定します。
データベースを再起動する場合は、再起動前にデータベースを停止するために使用するシャットダウンモードを設定します。
データベースで ASM が使用されている場合は、「Database uses Automatic Storage Management」の横のボックスをチェックします。
データベースが起動済みの場合は、「Restart, if already running」の横のボックスをチェックします。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
ここでは、Oracle データベースプラグインを使用して Oracle データベースの単一インスタンスを停止する手順について説明します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、対象となる Oracle データベースエントリを選択します。
「Oracle Database Common Tasks」ページで「Stop」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページでプランの変数情報を入力します。
「Plan Parameters」テーブルの該当するリンクをクリックし、バージョン設定を設定します。
「Plan Parameters」テーブルの該当するリンクをクリックし、変数設定を設定します。
データベースを停止する、ターゲットホストを選択します。
「Plan Variables」セクションで、単一インスタンスコンポーネントのインストールパスを設定します。
「Plan Variables」セクションで、ターゲットホストで停止する Oracle サービスの名前を設定します。
データベースを停止するために使用するシャットダウンモードを設定します。
データベースで ASM が使用されている場合は、「Stop Automatic Storage Management」の横のボックスをチェックします。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
ここでは、Oracle データベースプラグインを使用して Oracle データベースの単一インスタンスが現在実行されていることを確認する手順について説明します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、対象となる Oracle データベースエントリを選択します。
「Oracle Database Common Tasks」ページで「Verify」をクリックします。
「Plans Details」ページで「Run」をクリックします。
「Plan Details Run」ページでプランの変数情報を入力します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
「stdout」リンクをクリックし、Oracle データベースが実行中かどうか確認します。
データベースのステータスが「stdout」ウィンドウに表示されます。
データベースが実行中の場合は、次のようなメッセージが表示されます。
Total System Global Area 320308312 bytes Fixed Size 730200 bytes Variable Size 285212672 bytes Database Buffers 33554432 bytes Redo Buffers 811008 bytes |
データベースが実行されていない場合は、次のようなメッセージが表示されます。
ORA-01034: ORACLE not available |
Oracle データベースが実行されていない場合は、データベースを再起動してください。詳細については、「Oracle データベースを起動する」を参照してください。
Oracle データベースプラグインを使用すると、Oracle データベースのリモートエージェントに関する情報を表示できます。この情報を表示するには、次の手順に従ってください。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、対象となる Oracle データベースエントリを選択します。
「Oracle Database Common Tasks」ページで「View All」をクリックします。
「Components Details Where Installed」ページが表示されます。「Hosts Where Installed」テーブルに、Oracle データベースソフトウェアがインストールしたリモートエージェントの一覧が表示されます。「Hosts Where Installed」テーブルには、各リモートエージェントに関して次の情報が表示されます。
リモートエージェントのホスト名
そのリモートエージェントのインストールに使用された Oracle データベースコンポーネントのインストールパス
データベースのインストールに使用された変数設定
データベースのインストールに使用されたコンポーネントのバージョン
データベースがインストールされた日時
データベースのインストールに使用されたプラン
データベースをインストールしたユーザーのユーザー名
「Hosts Where Installed」テーブルの「Actions」列を使用すると、各ホストの詳細情報を表示できます。
Oracle データベースプラグインには 2 つのコンポーネントが含まれています。
OraSpt
SingleInst
OraSpt コンポーネントには、Oracle データベース用のサポートファイルがあります。
SingleInst コンポーネントは、シングルノード Oracle データベースソフトウェア用のファイルをカプセル化し、配備します。
データベースソフトウェアのインストール時にエラーが起こった。
対処方法:installerHome 変数の値をチェックしてください。この変数は、installerHome の値にある種の情報を自動的に付加します。たとえば、Oracle ソフトウェアがディレクトリ /appsrc/Disk1/runInstaller にある場合は、installerHome 変数に /appsrc だけを設定します。必要に応じてプラグインは、installerHome 変数に定義されているパスに Disk1/... を付加します。
問題:コンポーネントの配備時にエラーが起こった。
対処方法:次の手順を実行します。
installPath か ORACLE_BASE 変数で指定したパスに配備されているファイルを削除します。
Linux システムの場合は /etc ディレクトリにあるファイル oraInst.loc を、Solaris システムの場合は /var/opt/oracle ディレクトリにあるファイル oraInst.loc をそれぞれ削除します。
oracle ユーザーが所有するプロセスを終了させます。
配備を再度行います。