この章では、Sun N1 Service Provisioning System (N1 SPS) を使用した Oracle データベースソフトウェアのプロビジョニングに関する一般的な情報について説明します。
この章では、次の内容について説明します。
N1 SPS ソフトウェアは、Oracle 9i および 10g データベースソフトウェアを即座に使用できるようにする高度な機能を備えています。そのため、ユーザーは Oracle データベースソフトウェアおよびデータベースを簡単にプロビジョニングできます。Oracle データベースサポートは、N1 SPS 環境にロードされるJavaTM Archive (JAR) ファイルを含んだ、プラットフォーム固有のパッケージから提供されます。Oracle データベースプラグインは、企業全体に Oracle 9i および 10g データベースソフトウェアを配備するプロセスを単純化します。
Oracle データベースプラグインのこのリリースは、シングルインスタンス環境の Oracle データベースソフトウェアだけをサポートしています。Oracle RAC (Real Application Clusters) のサポートは含まれていません。
Oracle データベースプラグインでは、主な機能として次のことができます。
Oracle データベース構成の作成に必要なサポートスクリプトをインストールする。
Oracle データベースソフトウェアを会社全体にインストールする。
Oracle データベースを作成する。
Oracle データベースを起動する。
Oracle データベースを停止する。
リモートエージェントで Oracle データベースが実行されていることを確認する。
Oracle データベースソフトウェアがインストールされているすべてのリモートエージェントを表示する。
特定のリモートエージェントから Oracle データベースソフトウェアをアンインストールする。
Oracle データベースプラグインは、Linux や SolarisTM システムで動作する Oracle 9i および Oracle 10g データベースソフトウェアをサポートします。Oracle データベースソフトウェアの使用に伴う要件の詳細については、Oracle のマニュアルを参照してください。プラグインを使用するためには、そのほかに次の要件を満たす必要があります。
Oracle 9i Release 2 または 10g Release 1 Database ソフトウェアのコピーが、ライセンスされた正当なものである。
N1 SPS 環境がインストールされている。
Oracle データベースソフトウェアを次のいずれかの構成で実行することになっている。
Oracle 10g Release 1 データベース (Redhat Linux AS 3.0)
Oracle 10g Release 1 データベース (Redhat Linux AS 2.1)
Oracle 10g Release 1 データベース (SPARC または x86 用の Solaris 10)
Oracle 10g Release 1 データベース (SPARC または x86 用の Solaris 9)
Oracle 10g Release 1 データベース (SPARC 用の Solaris 8)
Oracle 9i Release 2 データベース (Redhat Linux AS 3.0)
Oracle 9i Release 2 データベース (Redhat Linux AS 2.1)
Oracle 9i Release 2 データベース (SPARC 用の Solaris 9)
Oracle 9i Release 2 データベース (SPARC 用の Solaris 8)
プラグインを使用するためには、Oracle データベースソフトウェアの知識が必要です。この製品に関するそのほかの情報については、次の Oracle 情報を参照してください。