この章では、Sun Java System App Server プラグインをインストールして構成する方法について説明します。この章では、次の内容について説明します。
Sun Java System App Server プラグインは、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアに対するプラグインとしてパッケージ化されています。プラグインは、JavaTM アーカイブ (JAR) ファイルとしてパッケージ化されています。Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 用のプラグインファイルは、Sun N1 Service Provisioning System 5.2 DVD または Sun Download Center から入手できます。
Sun Java System App Server プラグインを入手する手順は 2 段階に分かれます。はじめに Sun N1 Service Provisioning System コンテナプラグイン JAR ファイルが含まれたパッケージファイルをシステムに追加する必要があります。そのあとに Sun N1 Service Provisioning System コンテナプラグイン JAR ファイルを マスターサーバーにインポートします。
パッケージファイルをシステムに追加すると、Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 は 2 種類の JAR ファイルからインポートできます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。
Sun Java System App Server プラグインをはじめてインポートする場合は、com.sun.sjsas81_3.0.jar ファイルを使用します。
旧バージョンの Sun Java System App Server プラグインがすでにインポートされている場合は、 com.sun.sjsas81_2.0_3.0.jar ファイルを使用します。
適切な OS (Solaris、Linux、または Windows) 用の JAR ファイルを含むファイルを追加します。
JAR ファイルを Sun N1 Service Provisioning System にインポートします。「Sun N1 Service Provisioning System への Sun Java System Application Server プラグインのインポート」を参照
Solaris 用の Sun Java System App Server プラグインは、SUNWspssas パッケージに含まれています。
端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。
プラグインパッケージを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力し、Return キーを押します。
# pkgadd —d . SUNWspssas
スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.sjsas81/ ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.sjsas81/Upgrade ディレクトリにあります。
Linux 用の Sun Java System App Server プラグインは、sun-spssas-3.0-1.noarch.rpm ファイルに含まれています。
端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。
sun-spssas-3.0-1.noarch.rpm ファイルを含むディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力し、Return キーを押します。
# rpm —i package_directory/sun-spssas-3.0-1.noarch
スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.sjsas81 ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.sjsas81/Upgrade ディレクトリにあります。
Microsoft Windows 用の Sun Java System App Server プラグインは、 sun-spssas-3.0.msi ファイルに含まれています。
sun-spssas-3.0.msi ファイルを含むディレクトリに移動します。
sun-spssas-3.0.msi ファイルをダブルクリックします。
インストーラの GUI が起動されます。JAR ファイルは、C:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.sjsas81 ディレクトリにコピーされます。アップグレード用 JAR ファイルは、C:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.sjsas81\Upgrade ディレクトリにあります。
ある特定のプラグインを Sun N1 Service Provisioning System に認識させるには、そのプラグインをマスターサーバーにインポートする必要があります。旧バージョンの Sun Java System App Server プラグインがすでにインポートされている場合は、新しいプラグインにアップグレードする必要があります。
プラグインをインポートまたはアップグレードするには、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明されている手順に従います。
ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。
「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。
JAR ファイルをダウンロードした場所に移動します。
Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 をはじめてインポートする場合は、com.sun.sjsas81_3.0.jar ファイルを選択します。
旧バージョンの Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 がすでにインポートされている場合は、com.sun.sjsas81_2.0_3.0.jar ファイルを選択します。
「Continue to Import」ボタンをクリックします。
インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。
コマンド行を使用して、プラグインをインポートすることもできます。
CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。
% cr_cli -cmd plg.d.add -path plugin-filename -u username —p password
Sun Java System App Server プラグインをはじめてインポートする場合は、plugin-filename は com.sun.sjsas81_3.0.jar になります。
旧バージョンの Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 がすでにインポートされている場合は、plugin-filename は com.sun.sjsas81_2.0_3.0.jar になります。
Support サイトで、Sun Java System App Server プラグイン用に提供されているパッチがないかどうかを調べます。
パッチを適用する場合は、そのパッチの README ファイルに記載されている手順に従います。
ここでは、アップグレード後の旧バージョンのコンポーネントの表示に関する情報を示します。
影響を受ける可能性のあるコンポーネントは次のとおりです。
クラスタ
ドメイン
JDBC リソース
JMS リソース
管理対象サーバーインスタンス
スレッドプールリソース
新しいバージョンのプラグインにアップグレードすると、そのプラグインの「Common Tasks」ページが更新され、新しいバージョンのプラグインを使用してインストールされたコンポーネントへのリンクが表示されます。この機能により、最新の機能と改善点を含むコンポーネントを簡単に表示できます。古い機能に依存するコンポーネントは、「Common Tasks」ページからはリンクされません。
以前にインストールしたコンポーネントが見つからない場合、そのコンポーネントは旧バージョンのプラグインから作成された可能性があります。
旧バージョンのコンポーネントを表示または使用するには、次の手順に従います。