Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Sun Java System App Server Plug-In 3.0)

第 3 章 Sun Java System App Server プラグインのインストールと構成

この章では、Sun Java System App Server プラグインをインストールして構成する方法について説明します。この章では、次の内容について説明します。

Sun Java System Application Server プラグインの入手

Sun Java System App Server プラグインは、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアに対するプラグインとしてパッケージ化されています。プラグインは、JavaTM アーカイブ (JAR) ファイルとしてパッケージ化されています。Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 用のプラグインファイルは、Sun N1 Service Provisioning System 5.2 DVD または Sun Download Center から入手できます。

Sun Java System App Server プラグインを入手する手順は 2 段階に分かれます。はじめに Sun N1 Service Provisioning System コンテナプラグイン JAR ファイルが含まれたパッケージファイルをシステムに追加する必要があります。そのあとに Sun N1 Service Provisioning System コンテナプラグイン JAR ファイルを マスターサーバーにインポートします。

パッケージファイルをシステムに追加すると、Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 は 2 種類の JAR ファイルからインポートできます。状況に応じて、適切なファイルを選択してください。

  1. 適切な OS (Solaris、Linux、または Windows) 用の JAR ファイルを含むファイルを追加します。

  2. JAR ファイルを Sun N1 Service Provisioning System にインポートします。「Sun N1 Service Provisioning System への Sun Java System Application Server プラグインのインポート」を参照

Solaris への Sun Java System Application Server プラグインの追加

Solaris 用の Sun Java System App Server プラグインは、SUNWspssas パッケージに含まれています。

ProcedureSolaris 用の Sun Java System App Server プラグインを追加する

  1. 端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。

  2. プラグインパッケージを含むディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力し、Return キーを押します。

    # pkgadd —d . SUNWspssas

    スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.sjsas81/ ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/SUNWn1sps/plugins/com.sun.sjsas81/Upgrade ディレクトリにあります。

Linux への Sun Java System Application Server プラグインの追加

Linux 用の Sun Java System App Server プラグインは、sun-spssas-3.0-1.noarch.rpm ファイルに含まれています。

ProcedureLinux 用の Sun Java System App Server プラグインを追加する

  1. 端末ウィンドウで、スーパーユーザーになります。

  2. sun-spssas-3.0-1.noarch.rpm ファイルを含むディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力し、Return キーを押します。

    # rpm —i package_directory/sun-spssas-3.0-1.noarch

    スタンドアロン用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.sjsas81 ディレクトリにあります。アップグレード用 JAR ファイルは /opt/sun/N1_Service_Provisioning_System/plugins/com.sun.sjsas81/Upgrade ディレクトリにあります。

Windows への Sun Java System Application Server プラグインの追加

Microsoft Windows 用の Sun Java System App Server プラグインは、 sun-spssas-3.0.msi ファイルに含まれています。

ProcedureWindows 用の Sun Java System App Server プラグインを追加する

  1. sun-spssas-3.0.msi ファイルを含むディレクトリに移動します。

  2. sun-spssas-3.0.msi ファイルをダブルクリックします。

    インストーラの GUI が起動されます。JAR ファイルは、C:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.sjsas81 ディレクトリにコピーされます。アップグレード用 JAR ファイルは、C:\Program Files\N1 Service Provisioning System\plugins\com.sun.sjsas81\Upgrade ディレクトリにあります。

Sun N1 Service Provisioning System への Sun Java System Application Server プラグインのインポート

ある特定のプラグインを Sun N1 Service Provisioning System に認識させるには、そのプラグインをマスターサーバーにインポートする必要があります。旧バージョンの Sun Java System App Server プラグインがすでにインポートされている場合は、新しいプラグインにアップグレードする必要があります。

Procedureブラウザインタフェースを使用して Sun Java System App Server プラグインをインポートする

プラグインをインポートまたはアップグレードするには、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 5 章「プラグインの管理」で詳しく説明されている手順に従います。

  1. ブラウザインタフェースのメインウィンドウの「Administrative」セクションで、「Plug-ins」をクリックします。

  2. 「Plug-ins」ページの「Action」列で、「Import」をクリックします。

  3. JAR ファイルをダウンロードした場所に移動します。

    • Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 をはじめてインポートする場合は、com.sun.sjsas81_3.0.jar ファイルを選択します。

    • 旧バージョンの Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 がすでにインポートされている場合は、com.sun.sjsas81_2.0_3.0.jar ファイルを選択します。

  4. 「Continue to Import」ボタンをクリックします。

    インポートが正常に終了すると、プラグインの詳細ページが開いて、そのプラグインが提供するオブジェクトが表示されます。

ProcedureCLI を使用して Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 をインポートする

コマンド行を使用して、プラグインをインポートすることもできます。

    CLI からプラグインファイルをインポートするには、次のように入力します。

    % cr_cli -cmd plg.d.add -path plugin-filename -u username —p password

    • Sun Java System App Server プラグインをはじめてインポートする場合は、plugin-filenamecom.sun.sjsas81_3.0.jar になります。

    • 旧バージョンの Sun Java System Application Server Plug-In 3.0 がすでにインポートされている場合は、plugin-filenamecom.sun.sjsas81_2.0_3.0.jar になります。

ProcedureSun Java System App Server プラグインにパッチを適用する

  1. Support サイトで、Sun Java System App Server プラグイン用に提供されているパッチがないかどうかを調べます。

  2. パッチを適用する場合は、そのパッチの README ファイルに記載されている手順に従います。

アップグレード関連の注意事項

ここでは、アップグレード後の旧バージョンのコンポーネントの表示に関する情報を示します。

影響を受ける可能性のあるコンポーネントは次のとおりです。

Procedure旧バージョンのコンポーネントにアクセスする

新しいバージョンのプラグインにアップグレードすると、そのプラグインの「Common Tasks」ページが更新され、新しいバージョンのプラグインを使用してインストールされたコンポーネントへのリンクが表示されます。この機能により、最新の機能と改善点を含むコンポーネントを簡単に表示できます。古い機能に依存するコンポーネントは、「Common Tasks」ページからはリンクされません。

以前にインストールしたコンポーネントが見つからない場合、そのコンポーネントは旧バージョンのプラグインから作成された可能性があります。

旧バージョンのコンポーネントを表示または使用するには、次の手順に従います。

  1. 「Common Tasks」ページで、適切なコンポーネントプロシージャーをクリックします。

    「Component Detail」ページが表示されます。

  2. 「Component Details」ページで「Version History」をクリックします。

    コンポーネントとバージョンのリストが表示されます。

  3. 適切なリンクをクリックします。

    1. コンポーネントの機能を実行するには、そのバージョン番号をクリックするか、使用するコンポーネントに適用される詳細リンクをクリックします。

    2. コンポーネントがインストールされている場所を知るには、「Where Installed」をクリックします。