Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (Sun Java System App Server Plug-In 3.0)

ProcedureSun Java System App Server Domain 管理サーバーを作成する

Domain 管理サーバーは Application Server ドメインを管理します。このサーバーは、個々のクラスタおよび (または) 管理対象サーバーのインスタンスを作成する前にインストールする必要があります。Domain 管理サーバーをインストールするときには、初期ドメインを作成して、そのドメインを制御する管理サーバーを作成します。

始める前に

Application Server ドメインを作成するには、ユーザーは、当該コンポーネントが入っているフォルダに「Run Component Procedures」アクセス権を持つユーザーグループに属している必要があります。さらに、ユーザーは、当該コンポーネントを配備するホストセットに「Allow on Host Set」アクセス権を持っている必要があります。

  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「AppServer 8.1」をクリックします。

  2. 「SJSAS 8.1 AppServer infrastructure->SJSAS 8.1」ドメインの下で、「Manage」をクリックします。

  3. 「Component Procedures」で、「install: default」の横にある「Run action」をクリックします。

  4. 「Plan Parameters」領域で、インストールする Domain 管理サーバーの変数設定を選択します。

    • 当該コンポーネントの変数設定が確立されている場合、メニューから適切な設定を選択します。

    • メニューから設定を選択できない場合は、「Select From List」をクリックします。

      「Select Variable Settings From List」ウィンドウが表示されます。

      • 新しい変数設定セットを作成するには、「Create Set」を選択します。

        次のリストに、Install コンポーネントの変数のうち、更新する可能性が高い変数を示します。

        変数セット名

        必須。新たに作成する変数セットの名前。

        installIdentifier

        インストールイメージに Domain 管理サーバーを関連付ける一意の ID。

        domainName

        作成するドメインの名前。

        adminUserId

        ドメインまたはクラスタの管理者のユーザー名。

        adminPassword

        ドメインまたはクラスタの管理者ログイン用のパスワード。

        adminHost

        Domain 管理サーバーをインストールするホストの名前。

        portRangePrefix

        HTTP ポート範囲の接頭辞。たとえば、100 という値は HTTP ポート範囲が 10000 から始まることを意味します。デフォルトの値は 100 です。

        httpListenerPort

        HTTP リスナーポート。portRangePrefix とともに使用します。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 00 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、HTTP リスナーポートは 10000 になります。

        httpsListenerPort

        HTTPS リスナーポート。portRangePrefix とともに使用します。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 05 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、HTTPS リスナーポートは 10005 になります。

        instancePort

        Domain 管理サーバーのデフォルトのポート番号。

        iiopListenerPort

        Internet Inter-Orb Protrocol (IIOP) リスナーポート。portRangePrefix とともに使用します。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 10 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、IIOP リスナーポートは 10010 になります。

        iiopsslListenerPort

        SSL 対応の Internet Inter-Orb Protrocol (IIOP) リスナーポート。portRangePrefix とともに使用します。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 15 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、セキュア IIOP リスナーポートは 10015 になります。

        iiopsslmutualauthPort

        相互認証用の SSL 対応の Internet Inter-Orb Protrocol (IIOP) リスナーポート。portRangePrefix とともに使用します。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 20 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、相互認証用セキュア IIOP リスナーポートは 10020 になります。

        jmsConnectorPort

        Java Messaging Service (JMS) コネクタが待機するポート。有効な範囲は 1 から 65553 までです。1 から 1024 までのポート番号の場合、スーパーユーザーのアクセス権が必要になります。デフォルトは、portRangePrefix + 25 です。たとえば、portRangePrefix が 100 に設定されている場合、JMS コネクタポートは 10025 になります。

        installDirectory

        Application Server をインストールする場所。

        masterpassword

        キーストア証明書用のパスワード。デフォルト値は、changeit です。

      • ほかのコンポーネントの変数セットを使用するには、「Import Set」をクリックします。

        変数セットのインポートに関する詳細は、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 オペレーションとプロビジョニングガイド』「プランを実行する」を参照してください。

  5. ターゲットホストを選択します。

    Domain 管理サーバーとドメインをリモートエージェントにインストールします。

  6. Target Host Set」チェックボックスを選択解除します。

  7. インストールする前に詳細なチェック (preflight) を実行する場合は、「Perform Detailed Preflight」を選択します。

  8. 「Run Plan (includes preflight)」ボタンをクリックします。