この作業が終了すると、OS プロビジョニングソフトウェアが OS プロビジョニングサーバーにインストールされます。また、OS プロビジョニングサーバーには DHCP サービスがインストールされます。
Solaris OS が動作する OS プロビジョニングサーバーの場合は、プロビジョニングサーバーを作成する前に、システムに Java 2 SE 1.4.2 リリースをインストールする必要があります。この Java 2 SE 1.4.2 リリースは、/usr/bin/java ディレクトリに置くか、/usr/bin/java ディレクトリにリンクさせます。
RedHat Enterprise Linux が動作する OS プロビジョニングサーバーの場合は、プロビジョニングサーバーを作成する前に、Java 2 SE 1.4.2 32 ビットリリースとRedHat ディストリビューション用の DHCP RPM をシステムにインストールする必要があります。この Java 2 SE 1.4.2 リリースは、/usr/bin/java ディレクトリに置くか、/usr/bin/java ディレクトリにリンクさせます。システムに 64 ビット Java バージョンがインストールされている場合は、 /opt/SUNWn1osp/lib/libgridos.so を /opt/SUNWn1osp/lib/libgridos_rhel3_x86_64.so にリンクさせます。OS プロビジョニングサーバーのホスト名がシステム上のループバックアドレスではなく、主インタフェースに解決されることを確認します。
N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。
「OS Provisioning Common Tasks」ページの「OSP Control Server」セクションで「Create」をクリックします。
「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。
このプランに使用する変数を選択します。
既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。
新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。
「Create Set」をクリックします。
変数セットの名前を入力します。
必要に応じて変数を変更します。
変数名 |
説明 |
---|---|
installPath |
OS プロビジョニングソフトウェアをインストールするベースディレクトリ。 |
vhost_name |
OS プロビジョニングサーバーを表す仮想ホストの名前。 |
host_dir |
ターゲットホストファイルが存在するディレクトリへのパス。 |
profile_dir |
OS プロファイルが存在するディレクトリへのパス。 |
subnet_dir |
サブネットファイルが存在するディレクトリへのパス。 |
logs_console_dir |
ログとコンソールファイルが存在するディレクトリへのパス。 |
run_provisioniing_foreground |
プロビジョニング処理をフォアグラウンドで実行するかどうかの指定。 この変数を true に設定した場合は、あらゆる配備がフォアグラウンドで実行されます。個々の配備に合わせてこの値をリセットすることはできません。 注 – この機能を有効にするには、物理ホストのロックを無効にする必要がありますが、この構成はサポートされていません。ホストの物理的なロックを無効にする方法については、「フォアグラウンドでの配備ジョブの実行」を参照してください。 |
java_bin |
Java バイナリへのパス。 |
dhcpd_bin |
DHCP デーモンバイナリへのパス。 |
sps_cli |
N1 SPS コマンド行インタフェース (CLI) バイナリの場所。 注 – N1 SPS 5.1 リリースで OS プロビジョニングプラグイン 3.0 を使用する場合は、環境内の cr_cli ディレクトリの場所を示すようにこの値を編集する必要があります。デフォルト値を使用しないでください。 |
変数セットを保存します。
「Plan Parameters」テーブルの「Service」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。
OS プロビジョニングサーバーを作成するホストを選択します。
「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。
このプランの実行には通常は約 15 分かかります。インストールの進行中、進行状況を参照するには「Plan Run」ウィンドウの「Details」リンクをクリックします。
OS プロビジョニングサーバーが正常に作成されたことを確認するには、プロビジョニングサーバーのウィンドウの左側にある「Hosts」リンクをクリックします。
-osp が付加された仮想ホストの名前が表示されます。たとえば、ホスト masterserver にインストールした場合、仮想ホストは masterserver-osp となります。
環境によっては、上記手順で作成、起動される ISC DHCP サーバーではなく、ネットワークの DHCP サーバーの使用が望ましいことがあります。プロビジョニングソフトウェア によって設定された ISC DHCP サーバーを使用不可にする場合は、「プラグイン提供の DHCP の無効化」を参照してください。
OS プロビジョニングサーバーがブートおよびインストールサーバーと同じ物理ホスト上に存在する場合は、ターゲットホストへのプロビジョニングの前にそのシステムのインタフェースを構成する必要があります。OS プロビジョニングサーバーは、ブートおよびインストールサーバーのインタフェースを自動的には構成しません。