Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.0)

Sun ALOM ターゲットホストの定義

システムにイメージをインストールする (多くの場合「プロビジョニング」と呼ばれる) には、事前にそのシステムについて、OS プロビジョニングサーバーに通知する必要があります。

ProcedureSun ALOM ターゲットホストを作成する (ブラウザインタフェース)

  1. N1 SPS ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「Target Hosts」セクションの「Sun ALOM」セクションで、 「Create」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. このプランに使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「SunALOM」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「SunALOM」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. 変数の値を確認し、必要に応じて値を変更します。

        コンポーネント変数テーブルのプロンプトにより提供される情報よりも多くの情報が必要である場合、「Sun ALOM ターゲットホストの変数」のデフォルト値と例とともに、変数の詳細リストを参照してください。

      4. 変数セットとプランプロンプトのどちらにパスワードを入力するかを決定します。

        パスワードを入力する方法は次の 2 つがあります。

        • 次の変数の適切な値を入力します。

          alom_access_userid

          alom_access_password

          terminal_server_userid

          terminal_server_password

          パスワードの暗号化の詳細については、「パスワードの暗号化」を参照してください。

        • コンポーネント変数を空白のままにしておいて、「Plan Details Run」ページで提供されるプランプロンプトにパスワードを入力します。

      5. 変数セットを保存します。

      6. 「Plan Parameters」テーブルの「SunALOM」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。

  5. 「Plan Details Run」ページから、ターゲットホストを定義するプロビジョニングサーバーを選択します。


    ヒント –

    OS プロビジョニングサーバーのホスト名の末尾は -osp です。


  6. プランからパスワードを暗号化するには、「Plan Details Run」ページの次の手順に従ってください。

    1. 「If you are specifying the ALOM password below」の横にあるチェックボックスをクリックします。

    2. 「Password to Access ALOM」フィールドにパスワードを入力します。

      入力時にパスワードは暗号化されます。

    3. システムが端末サーバーに接続されている場合は、「If you are specifying the terminal server password below.」のチェックボックスをクリックします。

    4. 「Terminal Server Password」フィールドに端末サーバーのパスワードを入力します。

      入力時にパスワードは暗号化されます。

  7. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  8. ターゲットホストが正常に作成されたことを確認するには、N1 SPS ブラウザインタフェースの左側にある「Hosts」リンクをクリックします。

    -target が付加された仮想ホストの名前が表示されます。たとえば、ホスト test240 のプロビジョニングターゲットを定義した場合、仮想ホストは test240-target となります。

ProcedureSun ALOM ターゲットホストを作成する (コマンド行インタフェース)

  1. SunALOM コンポーネントの変数セットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd cdb.vs.add -comp NM:/com/sun/n1osp/targets/SunALOM  \
    -name "testv240" -u admin -p admin -vars "installPath=testv240; \
    description=To test v240;ethernet_mac_address=0:3:ba:53:5b:5d; \
    ethernet_ip_address=10.42.42.100;ethernet_netmask=255.255.255.0;architecture=sun4u; \
    kernel_arch=sun4u;disk_size=20GB;alom_ip_address=10.5.133.150;alom_access_userid=admin; \
    alom_access_password="
    

    これらの変数の詳細については、「Sun ALOM ターゲットホストの変数」を参照してください。

  2. 適切なパスワードアクセス権を設定するには、次のエントリが含まれるファイルを作成します。

    true
    root       
    true
    root

    各行の意味は次のとおりです。

    • ファイルの最初の行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「If you are specifying the ALOM password below」ボックスをチェックすることに対応します。

    • ファイルの第 2 行は、ALOM にアクセスするためのパスワードです。

    • ファイルの第 3 行は、ブラウザインタフェースのプラン変数セクションの「If you are specifying the terminal password below」ボックスをチェックすることに対応します。

    • ファイルの第 4 行は、端末にアクセスするためのパスワードです。

    次の手順で思い出せるように、必ず意味のある名前をファイルに付けてください。たとえば、ファイル名を /tmp/testv240-target のようにします。

  3. プランを実行し、ターゲットを作成するには、次の例のようなコマンドを入力します。


    # cr_cli -cmd pe.p.run -u admin -p admin \
    -PID NM:/com/sun/n1osp/targets/SunALOM-create -tar H:NM:masterserver-osp \
    -comp + -vs testv240 -pto 30 -nto 10 -f /tmp/testv240-target