Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.0)

Procedure非 JET SUSE Linux プロビジョニングプロファイルを作成する (ブラウザインタフェース)

始める前に

Linux イメージサーバーが存在し、そのサーバーで SUSE Linux オペレーティングシステムソフトウェアが使用できることを確認します。SUSE Linux イメージサーバーの作成方法の詳細については、「RedHat Linux サーバーの設定」を参照してください。

PXE Linux 構成ファイルを作成し、ブートおよびインストールサーバー上の pxelinux.cfg ディレクトリにそのファイルを配置します。PXE Linux 構成ファイル例については、「SUSE Linux OS プロビジョニング用の PXE 構成ファイルを作成する」を参照してください。

  1. プロビジョニングソフトウェアのページの「Common Tasks」セクションで、「OS Provisioning」を選択します。

  2. 「OS Provisioning Common Tasks」ページの「SUSE Linux Images」セクションで「Create Profile」をクリックします。

  3. 「Plans Details」ページの「Run」をクリックします。

  4. このプランに使用する変数を選択します。

    • 既存の変数セットを使用するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから名前を選択します。

    • 新しい変数セットを作成するには、「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行で「Select from List」をクリックします。

      1. 「Create Set」をクリックします。

      2. 変数セットの名前を入力します。

      3. 変数を確認し、必要に応じて変数を変更します。

        次の表で、追加の変数とそのデフォルト値を説明します。

        変数名 

        説明 

        デフォルト値/例 

        osp_server

        OS プロビジョニングサービスを表す仮想サーバー 

        masterserver-osp (デフォルト)

        version

        このコンポーネントで配備する Linux のバージョン 

        SLES9 (例)

        architecture

        x86 など、物理システムのアーキテクチャー 


        注 –

        この値は、プロファイルコンポーネントおよび OS イメージの名前に使用されます。プロビジョニングソフトウェアによって、この変数が検査、適用されることはありません。


        x86 (デフォルト)

        installPath

        添付する SUSE Linux イメージの名前 

        SuSeLinux:[version]_:[architecture]

        次に例を示します。SuSeLinux_SLES9_x86

        description

        このプロファイルに関する説明 (任意) 

        test linux (例)

        min_disk_size

        SUSE Linux OS のプロビジョニングに必要な最小ディスク容量 

        10GB (デフォルト)

        boot_server_name

        SUSE Linux ブートおよびインストールサーバーの名前 

        masterserver (例)

        boot_server_subnet_address

        ブートおよびインストールサーバーがサービスを提供するサブネット 

        10.10.31.0 (例)

        boot_server_subnet_ip_address

        サブネット上のブートおよびインストールサーバーの IP アドレス 

        10.10.31.1 (例)

        image_subnet_mask

        プロビジョニングサブネットのネットマスク 

        255.255.255.0 (デフォルト)

        distro_root_directory

        ブートサーバー上の SUSE Linux ディストリビューションのベースディレクトリの絶対パス 

        nfs://10.10.31.4/Suse/SLES-9-x86-64/ installroot (例)

        kernel

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内のカーネルへの相対パス。 

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        initrd

        (JET プロファイルのみ) 

        OS イメージ内の initrd への相対パス

        非 JET プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        なし 

        autoyast_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の AutoYaST ファイルの絶対パス 

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        nfs://10.10.31.4/export/v20z/sles9.xml (例)

        pxe_boot_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の /tftpboot ディレクトリを基準にした pxelinux.0 ブートファイルの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        v20z/suse/pxelinux.0 (例)

        pxe_configuration_file

        (非 JET プロファイルのみ) 

        ブートサーバー上の pxelinux.cfg ディレクトリを基準にした PXE Linux 構成ファイルの相対パス

        JET 生成プロファイルの場合は、この変数に値を指定しないでください。 

        as21-console (例)

        SuSelinux_component_folder

        自動生成 SUSE Linux Provision コンポーネントフォルダの位置 

        /com/sun/n1osp/autogen-: [target(..):sys.hostName]-linux (デフォルト)

      4. 変数セットを保存します。

      5. 「Plan Parameters」テーブルの「LinuxImage」コンポーネント行にあるドロップダウンメニューから、直前に保存した変数セットを選択します。

  5. 「Plan Details Run」ページで、プロファイルの作成先の Linux イメージサーバーを選択します。


    ヒント –

    Linux イメージサーバーのホスト名は末尾が -linux になります。


  6. 必要に応じてプロファイル名を変更します。

  7. 必要に応じてプロファイルの説明を変更します。

  8. 「Use the Jet Modules Specified Above」のチェックボックスを選択解除します。

  9. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  10. Linux イメージサーバーに対して Linux プロファイルが作成されたことを確認するには、N1 SPS ブラウザインタフェースの左側にある「Components」をクリックします。

    /com/sun/n1osp/autogen-server-name-linux/provision/ フォルダに、provision コンポーネントがあります。server-name は、変数セットに指定した Linux サーバー名です。次に例を示します。 /com/sun/n1osp/autogen-SuSeLinuxSLES9_x86-linux/provision/