Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

「No Permission」というメッセージが表示される (FNS)

「症状」

no permission」というメッセージが表示されます。

「考えられる原因」

このメッセージは、「コマンドを実行しようとしたが、アクセス権がない」ということを意味します。

「診断」

適切な NIS+ コマンドを使用してアクセス権を確認します (FNS と NIS+ の詳細情報を参照)。NIS+ 主体名は、nisdefaults コマンドで知ることができます。

また、使用している名前が正しいかどうかも確認する必要があります。たとえば、ルート組織のコンテキスト名は、org// を使用して決定します。ルート組織を操作する権限があるかどうか確認してください。myorgunit/ を指定する場合もあります。

「対策」

アクセス権が正しく設定されているにもかかわらずこのメッセージが表示される場合は、適切な資格が与えられていない可能性があります。

これには以下の原因が考えられます。

/etc/nsswitch.conf ファイルに publickey: nisplus エントリがあるかどうか確認するこれはおそらく認証エラーとなる