Solaris のシステム管理 (ネーミングとディレクトリサービス : FNS、NIS+ 編)

NIS

NIS は、Solaris オペレーティング環境上に実装されたエンタープライズ規模の情報サービスです。 各エンタープライズは 1 つの NIS ドメインにあたります。1 つの NIS ドメインに対応する 1 つの FNS 組識単位があります。

NIS のもとで、FNS のコンテキストと属性データは NIS マップに格納されます。これらのマップは、NIS サーバー上の /var/yp/domainname ディレクトリに格納されます。NIS では、スーパーユーザーは、FNS コマンドを使用して、FNS マップ内の情報を処理できます。

SKI が実行されている場合に NIS クライアントが FNS でコンテキストを更新する

一定の条件が満たされれば、NIS クライアント (マシン、プロセス、またはユーザー) はすべて、fncreate_fsfncreate_printer などの FNS コマンドを使用して、クライアント独自のコンテキストを更新できます。これにより、NIS クライアントは、FNS コマンドを使用して、Printer Administrator、CDE カレンダマネージャ、admintool などのアプリケーションを更新できます。

スーパーユーザー以外のユーザーが、FNS コマンドを使用して独自のコンテキストを更新するには、次の条件が必要です。


注 –

SKI は 64 ビットモードをサポートしていません。したがって NIS クライアントは 64 ビットモードでのコンテクストの更新は行うことができません。