アップグレード中に、ストレージのケーブル接続が誤って変更された場合、次の手順を実行して、ストレージ構成を正しい状態に戻します。
この手順では、物理ストレージが実際に変更されていないことを前提とします。物理ストレージデバイスまたは論理ストレージデバイスが変更されたか交換された場合は、「アップグレード中のストレージの再構成に対処する」の手順に従います。
ストレージトポロジを本来の状態に戻します。変更の可能性を示すフラグが付いたデバイスの構成を、ケーブル接続も含め検査します。
クラスタの各ノードで、スーパーユーザーになります。
クラスタの各ノードで DID ドライバを更新します。
phys-schost# scdidadm -ui phys-schost# scdidadm -r |
デバイス ID の構成テーブルをカーネルに読み込みます。
DID ドライバを初期化します。
データベースの再構成を指定します。
詳細は、scdidadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
手順 2 の scdidadm コマンドでエラーメッセージが返された場合は、ストレージ構成を修正するために必要な変更を加えてから手順 2 を繰り返します。
残りのアップグレード作業に戻ります。「Sun Cluster 3.2 ソフトウェアにアップグレードする (標準)」の手順 4に進みます。