クラスタ上で動作するアプリケーションおよびサービスウィンドウごとに特定の CPU ニーズがあります。表 3–4 は、Solaris OS の各バージョンで使用できる CPU 制御動作を示しています。
表 3–4 CPU 制御
Solaris のバージョン |
ゾーン |
制御 |
---|---|---|
Solaris 9 OS |
使用不可 |
CPU シェアの割り当て |
Solaris 10 OS |
大域ゾーン |
CPU シェアの割り当て |
Solaris 10 OS |
非大域ゾーン |
CPU シェアの割り当て CPU 数の割り当て 専用のプロセッサセットの作成 |
CPU シェアを提供する場合、クラスタ内でフェアシェアスケジューラ (FFS) をデフォルトのスケジューラとして指定する必要があります。
非大域ゾーンで専用プロセッサセットのリソースグループに割り当てられている CPU を制御することにより、もっとも厳格なレベルの制御が実現されます。あるリソースグループに CPU を予約すると、この CPU は他のリソースグループでは使用できません。