Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

プロセス管理の提供

リソースモニターとリソース制御コールバックを実装するために、プロセス管理機能が RMAPI および DSDL に提供されています。RMAPI は次の機能を定義します。

プロセス監視機能 (Process Monitor Facility: PMF): pmfadm および rpc.pmfd

プロセスとその子孫を監視し、プロセスが終了したときに再起動する手段を提供します。この機能は、監視するプロセスを起動および制御する pmfadm コマンドと、rpc.pmfd デーモンからなります。

PMF の機能を実装するため、DSDL は (前に名前 scds_pmf_ が付く) 関数のセットを提供します。DSDL の PMF 機能の概要と、個々の関数のリストについては、「PMF 関数」を参照してください。

このコマンドとデーモンの詳細については、pmfadm(1M) および rpc.pmfd(1M) のマニュアルページを参照してください。

halockrun

ファイルロックを保持しながら子プログラムを実行するためのプログラムです。このコマンドはシェルスクリプトで使用すると便利です。

このコマンドの詳細は、halockrun(1M) のマニュアルページを参照してください。

hatimerun

タイムアウト制御下で子プログラムを実行するためのプログラムです。このコマンドはシェルスクリプトで使用すると便利です。

DSDL では、hatimerun コマンドの機能を実装するための scds_hatimerun() 関数が提供されています。

このコマンドの詳細は、hatimerun(1M) のマニュアルページを参照してください。