Sun Cluster クイックスタートガイド (Solaris OS 版)

Procedureストレージアレイを構成する

『Sun StorEdge 3000 Family RAID Firmware 4.1x User’s Guide』 の手順に従い、ストレージアレイを構成します。次の仕様のとおりにアレイを構成します。

  1. 未使用の物理ドライブから大域ホットスペアドライブを 1 台作成します。

  2. 2 台の RAID-5 論理ドライブを作成します。

    1. 冗長性を実現するため、各論理ドライブで選択する物理デバイスを別々のチャネルに分散させます。

    2. 6 台の物理ドライブを一方の論理ドライブに追加し、その論理ドライブを、ストレージアレイのポート 0 および 5 の主コントローラに割り当てます。

    3. 5 台の物理ドライブを他方の論理ドライブに追加し、その論理ドライブを、ストレージアレイのポート 1 および 4 の副コントローラに割り当てます。

  3. 論理ドライブをパーティションに分割し、3 つのパーティションを作成します。

    1. 6 ドライブの論理ドライブ全体を 1 つのパーティションに割り当てます。

      このパーティションは Sun Cluster HA for Oracle 用になります。

    2. 5 ドライブの論理ドライブ上に 2 つのパーティションを作成します。

      • 論理ドライブ上の領域の 40% を、Sun Cluster HA for NFS 用の 1 番目のパーティションに割り当てます。

      • 論理ドライブ上の領域の 10% を、Sun Cluster HA for Apache 用の 2 番目のパーティションに割り当てます。

      • 論理ドライブ上の領域の 50% は、必要に応じてほかの用途に使用できるように未割り当てのままにしておきます。

  4. 各論理ドライブパーティションを、ホストの論理ユニット番号 (LUN) にマッピングします。

    パーティションの用途 

    LUN 

    Oracle 

    LUN0

    NFS 

    LUN1

    Apache 

    LUN2

  5. 各 LUN の World Wide Name (WWN) を控えておきます。

    このマニュアルで後述するディスクセットの作成の際に、この情報を使用します。