HAStoragePlus リソースがクラスタファイルシステム用に構成され、オンラインになると、これらのファイルシステムは使用可能になります。クラスタファイルシステムは UFS (Unix File System) と VxFS (Veritas File System) でサポートされています。データサービスの入出力負荷が高い場合は、HAStoragePlus とローカルファイルシステムを併用します。HAStoragePlus リソースのファイルシステムを変更する方法については、「HAStoragePlus リソースの広域ファイルシステムをローカルファイルシステムに変更する」を参照してください。
次の例に、クラスタファイルシステムに使用される広域デバイスの /etc/vfstab ファイルにあるエントリを示します。
クラスタファイルシステム用の /etc/vfstab ファイルのエントリには、マウントオプションに global キーワードが含まれているべきです。
この例では、Solaris ボリュームマネージャー を使用する広域デバイス用の /etc/vfstab ファイルにあるエントリを示します。
/dev/md/kappa-1/dsk/d0 /dev/md/kappa-1/rdsk/d0 /global/local-fs/nfs ufs 5 yes logging,global
この例では、VxVM を使用する広域デバイス用の /etc/vfstab ファイルにあるエントリを示します。
/dev/vx/dsk/kappa-1/appvol /dev/vx/rdsk/kappa-1/appvol /global/local-fs/nfs vxfs 5 yes log,global
クラスタ内の任意のノードで、スーパーユーザーになるか、solaris.cluster.modify RBAC の承認を提供する役割になります。
フェイルオーバーリソースグループを作成します。
# clresourcegroup create resource-group-1 |
HAStoragePlus リソースタイプを登録します。
# clresourcetype register SUNW.HAStoragePlus |
HAStoragePlus リソースを作成し、ファイルシステムのマウントポイントを定義します。
# clresource create -g resource-group -t SUNW.HAStoragePlus \ -p FileSystemMountPoints="mount-point-list" hasp-resource |
リソースは有効状態で作成されます。
resource-group-1 にデータサービスリソースを追加し、hasp-resource 対する依存関係を設定します。
HAStoragePlus リソースを含むリソースグループをオンラインにし、管理状態にします。
# clresourcegroup online -M resource-group-1 |
クラスタファイルシステム用に構成された HAStoragePlus リソースを無効にし、削除します。
# clresource delete -F -g resource-group -t SUNW.HAStoragePlus resource |