リソースが正しく動作しているかどうかを判断するには、障害モニターで当該リソースを定期的に検証します。障害モニターの検証間隔は、リソースの可用性とシステムの性能に次のような影響を及ぼします。
障害モニターの検証間隔は、障害の検出とその障害への対応にどの程度の時間がかかるかに影響を与えます。したがって、障害モニターの検証間隔を短くすると、障害の検出とその障害への対応にかかる時間も短くなります。このような時間の短縮は、リソースの可用性が向上することを意味します。
障害モニターの検証では、プロセッササイクルやメモリなどのシステムリソースが使用されます。したがって、障害モニターの検証間隔を短くすると、システムの性能は低下します。
さらに、障害モニターの最適な検証間隔は、リソースの障害への対応にどの程度の時間が必要かによって異なります。この時間は、リソースの複雑さが、リソースの再起動などの操作にかかる時間にどのような影響を及ぼすかに依存します。
障害モニターの検証間隔を設定するには、リソースの Thorough_probe_interval システムプロパティーを必要な間隔 (秒単位) に設定します。