デフォルトでは、論理ホスト名リソースと共有アドレスリソースは名前解決にネームサービスを使用します。 同じクラスタ上で動作するネームサービスを使用するようにクラスタを構成することも可能です。論理ホスト名リソースまたは共有アドレスリソースがフェイルオーバーされると、そのクラスタ上で動作しているネームサービスもフェイルオーバーされます。論理ホスト名リソースまたは共有アドレスリソースが使用するネームサービスがフェイルオーバーしている場合、このリソースはフェイルオーバーできません。
同じクラスタ上で動作しているネームサービスを使用するようにクラスタを構成すると、そのクラスタ上のほかのサービスの可用性を損なう可能性があります。
このようなフェイルオーバーの失敗を防ぐには、ネームサービスをバイパスするように論理ホスト名リソースまたは共有アドレスリソースを変更します。ネームサービスをバイパスするようにリソースを変更するには、リソースの CheckNameService 拡張プロパティーを false に設定します。CheckNameService プロパティーはいつでも変更できます。
リソースタイプのバージョンが 2 より前の場合、リソースを変更する前に、まず、リソースタイプをアップグレードする必要があります。詳細については、「事前登録されているリソースタイプのアップグレード」を参照してください。