トポロジとは、クラスタノードと、クラスタで使用される記憶装置プラットフォームを接続する接続スキーマをいいます。Sun Cluster は、次のガイドラインに従うトポロジをサポートします。
クラスタが Oracle Real Application Clusters (RAC) を実行している場合、Sun Cluster ソフトウェアはそのクラスタで 1 〜 8 つまでのノードをサポートします。クラスタが Oracle RAC を実行していない場合、Sun Cluster ソフトウェアはそのクラスタで 1 〜 4 つまでのノードをサポートします。
共有記憶装置を両方のノードに接続する必要があります。
Sun Cluster では、特定のトポロジを使用するようにクラスタを構成する必要はありません。次のクラスタペアトポロジは、x86 ベースのノードからなるクラスタで可能な唯一のトポロジです。このトポロジを示すことによって、クラスタの接続スキーマを表す用語を紹介します。このトポロジは代表的な接続スキーマです。
次の項では、トポロジを図で示しています。
クラスタペアトポロジとは、単一のクラスタ管理フレームワークのもとで動作する 2 つのノードをいいます。この構成では、ペアの間でのみフェイルオーバーが発生します。ただし、すべてのノードがクラスタインターコネクトによって接続されていて、Sun Cluster ソフトウェア制御のもとで動作します。このトポロジを使用する場合、ペアでパラレルデータベース、フェイルオーバー、またはスケーラブルアプリケーションを実行できます。
次の図は、クラスタペア構成を示したものです。