この手順では、clsetup ユーティリティーを使用してディスクデバイスグループにノードを追加します。
VxVM デバイスグループにノードを追加するには以下が必要です。
クラスタ内のノードでのスーパーユーザー特権
ノードの追加先の VxVM デバイスグループの名前
追加するノードの名前または ノード ID
この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短形式については、付録 A 「Sun Cluster オブジェクト指向コマンド」を参照してください。
クラスタの任意のノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.read および solaris.cluster.modify を提供する役割になります。
clsetup ユーティリティーを起動します。
# clsetup |
メインメニューが表示されます。
VxVM デバイスグループを使用して作業するには、デバイスグループおよびボリュームのオプションに対応する数を入力します。
「デバイスグループメニュー」が表示されます。
VxVM デバイスグループにノードを追加するには、VxVM デバイスグループへノードを追加するためのオプションに対応する数を入力します。
指示に従って、デバイスグループ名とノード名を入力します。
ノードが追加されたことを確認します。
次のコマンドを実行し、表示される新しいディスクのデバイスグループ情報を確認します。
# cldevicegroup show devicegroup |
次に、clsetup でノード (phys-schost-3) を VxVM デバイスグループ (dg1) に追加する際に生成される scconf コマンドと、その検証手順の例を示します。
# clsetup cldevicegroup add-node -n phys-schost-3 dg1 # cldevicegroup show dg1 === Device Groups === Device Group Name: dg1 Type: VxVM failback: yes Node List: phys-schost-1, phys-schost-3 preferenced: no numsecondaries: 1 diskgroup names: dg1 |