Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

プロパティー変数の使用

プロパティー変数を使用すれば、Sun Cluster のリソースタイプ、リソース、リソースグループの一部のプロパティーの値を RGM フレームワークから取り出すことができます。Agent Builder は起動、検証、停止のコマンド文字列をスキャンしてプロパティー変数がないかをチェックし、プロパティー変数があればコマンドを実行する前にそれらの変数を対応する値に置き換えます。


注 –

プロパティー変数は、Korn シェルベースのサービスではサポートされません。


プロパティー変数のリスト

この節では、使用できるプロパティー変数を示します。Sun Cluster のリソースタイプ、リソース、リソースグループのプロパティーについては、付録 A 「標準プロパティー」を参照してください。

リソースプロパティー変数

リソースタイププロパティー変数

リソースグループプロパティー変数

プロパティー変数の構文

プロパティー変数を指定する場合は、プロパティー名の前にパーセント符号 (%) を指定します。次はその例です。

/opt/network_aware/echo_server -t %RS_STOP_TIMEOUT -n %RG_NODELIST

上の例の場合、Agent Builder はこれらのプロパティー変数を解釈し、たとえば、次の値を使って echo_server スクリプトを起動します。

/opt/network_aware/echo_server -t 300 -n phys-node-1,phys-node-2,phys-node-3

Agent Builder によるプロパティー変数の置き換え

Agent Builder では、プロパティー変数のタイプは次のように解釈されます。