フェイルオーバーとは、クラスタがアプリケーションを障害のある稼動系から、指定の冗長化された待機系に自動的に再配置するプロセスのことをいいます。フェイルオーバーアプリケーションには、次の特徴があります。
クラスタの 1 つのノードだけに実行の資格があります。
クラスタで動作していることを意識させません。
クラスタフレームワークに基づいて HA を達成します。
フォルトモニターは、エラーを検出すると、データサービスの構成に従って、同じノードでそのインスタンスを再起動しようとするか、別のノードでそのインスタンスを起動 (フェイルオーバー) しようとします。フェイルオーバーサービスは、アプリケーションインスタンスリソースとネットワークリソース (論理ホスト名) のコンテナである、フェイルオーバーリソースグループを使用します。論理ホスト名とは、1 つのノードに構成して、後で自動的に元のノードや別のノードに構成できる IP アドレスのことです。
サービスが一時的に中断されるため、クライアントは、フェイルオーバーの完了後にサービスに再接続しなければならない場合があります。しかし、クライアントは、サービスの提供元である物理サーバーが変更したことを意識しません。