クラスタ内のすべての Solaris ホストにはコンソールアクセスが必要です。
コンソールアクセスを取得するには、次のうちの 1 つのデバイスを使用します。
クラスタハードウェアとともに購入した端末集配信装置
Sun Enterprise E10000 サーバーのシステムサービスプロセッサ (System Service Processor、SSP) (SPARC ベースクラスタの場合)
Sun FireTM サーバーのシステムコントローラ (同じく SPARC ベースクラスタの場合)
各ホストの ttya にアクセスできる別のデバイス
サポートされている唯一の端末集配信装置は、Sun から提供されています。サポートされている Sun の端末集配信装置の使用は任意です。端末集配信装置を使用すると、TCP/IP ネットワークを使用して、各ホストの /dev/console にアクセスできます。この結果、ネットワークの任意の場所にあるリモートマシンから、各ホストにコンソールレベルでアクセスできます。
システムサービスプロセッサ (System Service Processor、SSP) は、Sun Enterprise E10000 サーバーへのコンソールアクセスを提供します。SSP とは、Sun Enterprise E10000 サーバーをサポートするように構成された Ethernet ネットワーク上のマシンのプロセッサカードのことです。SSP は、Sun Enterprise E10000 サーバーの管理コンソールです。Sun Enterprise E10000 サーバーのネットワークコンソール機能を使用すると、ネットワーク上のすべてのマシンからホストコンソールセッションを開くことができます。
これ以外のコンソールアクセス方式には、ほかの端末集配信装置、別ホストおよびダム端末からの tip シリアルポートアクセスがあります。
基本サーバープラットフォームでキーボードまたはモニターがサポートされている場合、クラスタホストにキーボードまたはモニターを接続できます。ただし、このキーボードまたはモニターはコンソールデバイスとして使用できません。コンソールはシリアルポートにリダイレクトする必要があります。マシンによっては、適切な OpenBoot PROM パラメータを設定して、システムサービスプロセッサ (System Service Processor、SSP) およびリモートシステム制御 (Remote System Control、RSC) にコンソールをリダイレクトする必要があります。