Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

管理コンソールの使用

「管理コンソール」として専用のワークステーション、または管理ネットワークを介して接続されたワークステーションを使用すると動作中のクラスタを管理できます。通常は、Cluster Control Panel (CCP) と、グラフィカルユーザーインターフェース (Graphical User Interface、GUI) ツールを管理コンソールにインストールして実行します。CCP の詳細は、「クラスタに遠隔ログインする」を参照してください。Sun Management Center 用の Cluster Control Panel モジュールと Sun Cluster Manager GUI ツールをインストールする方法については、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』を参照してください。

管理コンソールはクラスタノードではありません。管理コンソールは、パブリックネットワークまたはネットワークベースの端末集配信装置 (コンセントレータ) を通じてクラスタノードに遠隔アクセスするために使用します。

SPARC クラスタが Sun Enterprise TM 10000 サーバーで構成されている場合、管理コンソールからシステムサービスプロセッサ (System Service Processor、SSP) にログインする必要があります。netcon コマンドを使用して接続する。netcon が Sun Enterprise 10000 ドメインと接続する場合デフォルトは、ネットワークインタフェースを経由する方法を使用します。ネットワークにアクセスできない場合は、-f オプションを使用するか、通常の netcon セッション中に ~* を入力し、netcon を「排他モード」で使用できます。どちらの解決方法でも、ネットワークにアクセスできなくなった場合には、シリアルインタフェースに切り換えることができます。

Sun Cluster には、専用の管理コンソールは必要ありませんが、専用コンソールを使用すると、次の利点が得られます。