Agent Builder を個別にインストールする必要はありません。Agent Builder は、Sun Cluster ソフトウェアのインストール時にデフォルトでインストールされる SUNWscdev パッケージに含まれます。詳細は、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』を参照してください。
Agent Builder を使用する前に、次の要件を確認してください。
$PATH 変数に Java 実行時環境が含まれているかどうか。Agent Builder は、Java Development Kit (Version 1.3.1) 以降に依存しています。Java Development Kit が $PATH 変数に含まれていないと、Agent Builder コマンド (scdsbuilder) はエラーメッセージを返します。
Solaris 9 OS または Solaris 10 OS の「Developer System Support」ソフトウェアグループがインストールされていること。
cc コンパイラが $PATH 変数に含まれているか。Agent Builder は $PATH 変数で最初に現れる cc を使用して、リソースタイプの C バイナリコードを生成するコンパイラを識別します。cc が $PATH に存在しない場合、Agent Builder は C コードを生成するオプションを無効にします。詳細は、「作成画面の使用」を参照してください。
Agent Builder では、標準の cc コンパイラ以外のコンパイラも使用できます。別のコンパイラを使用するためには、そのコンパイラ (gcc など) に対するシンボリックリンクを cc から$PATH 内に指定します。あるいは、Makefile におけるコンパイラ指定 (現在は CC=cc) を変更し、別のコンパイラへの完全パスを指定することもできます。たとえば、Agent Builder により生成される Makefile の中で、CC=cc を CC=pathname/gcc に変更します。この場合、Agent Builder を直接実行することはできません。代わりに、make や make pkg コマンドを使用して、データサービスコードとパッケージを生成する必要があります。