リソースグループマネージャー (Resource Group Manager、RGM) は rgmd デーモンとして実装され、クラスタ内のグローバルクラスタ投票ノード上で動作します。rgmd プロセスはすべて互いに通信し、単一のクラスタ規模の機能として動作します。
RGM は、次の機能をサポートします。
ノードで障害が発生した場合、RGM は必ず、管理されているすべてのリソースグループの可用性を維持しようとします。そのために、RGM は正しいマスター上でそれらのリソースグループを自動的にオンラインにします。
特定のリソースが異常終了した場合、そのモニタープログラムはリソースグループを同じマスター上で再起動するか、新しいマスターに切り替えるかを要求できます。
クラスタ管理者は管理コマンドを実行して、次のいずれかのアクションを要求できます。
リソースグループをマスターする権利の変更
リソースグループ内の特定のリソースの有効化または無効化
リソースタイプ、リソース、リソースグループの作成、削除、変更
RGM は、構成を変更するとき、そのアクションをクラスタのすべてのメンバー (ノード) 間で調整します。このような動作を「再構成」と呼びます。個々のリソースでの状態変更を有効にするため、RGM は、各リソース上でリソースタイプに固有のコールバックメソッドを実行します。