強い肯定的なアフィニティーのソースリソースグループは、そのアフィニティーのターゲットが動作していないノードにはフェイルオーバーまたはスイッチオーバーできません。強い肯定的なアフィニティーのソースリソースグループをフェイルオーバーまたはスイッチオーバーする必要がある場合、そのフェイルオーバーはターゲットリソースグループに委託する必要があります。このアフィニティーのターゲットがフェイルオーバーするとき、このアフィニティーのソースはターゲットと一緒に強制的にフェイルオーバーされます。
++ 演算子で指定した強い肯定的なアフィニティーのソースリソースグループでも、スイッチオーバーする必要がある場合もあります。このような状況では、このアフィニティーのターゲットとソースを同時にスイッチオーバーします。
リソースグループのフェイルオーバーまたはスイッチオーバーを別のリソースグループに委託するには、そのリソースグループに、その他のリソースグループに対するフェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言します。
# clresourcegroup set|create source-rg -p RG_affinities=+++target-rg |
フェイルオーバーまたはスイッチオーバーを委託するリソースグループを指定します。このリソースグループは、別のリソースグループに対するフェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言するリソースグループです。
source-rg がフェイルオーバーまたはスイッチオーバーを委託するリソースグループを指定します。このリソースグループは、フェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言する対象のリソースグループです。
あるリソースグループは、最大 1 つのリソースグループに対するフェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言できます。逆に、あるリソースグループは、その他の任意の数のリソースグループによって宣言されたフェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーのターゲットである可能性があります。
つまり、フェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーは対照的ではありません。ソースがオフラインの場合でも、ターゲットはオンラインになることができます。しかし、ターゲットがオフラインの場合、ソースはオンラインになることができません。
ターゲットが第三のリソースグループに対するフェイルオーバー委任付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言する場合、フェイルオーバーまたはスイッチオーバーはさらに第三のリソースグループに委託されます。第三のリソースグループがフェイルオーバーまたはスイッチオーバーを実行すると、その他のリソースグループも強制的にフェイルオーバーまたはスイッチオーバーされます。
この例では、リソースグループ rg1 を変更して、リソースグループ rg2 に対するフェイルオーバー委託付きの強い肯定的なアフィニティーを宣言するためのコマンドを示します。このアフィニティー関係の結果、rg1 はフェイルオーバーまたはスイッチオーバーを rg2 に委託します。この例では、両方のリソースグループが存在していると仮定します。
# clresourcegroup set -p RG_affinities=+++rg2 rg1 |