metaset(1M) コマンドは、ディスクセット内のドライブのパーティションを再分割し、各ドライブの小さな領域を Solaris ボリュームマネージャー ソフトウェア用に予約します。ボリュームの目次 (Volume Table of Contents、VTOC) ラベル付きデバイスでは、スライス 7 が使われます。拡張可能ファームウェアインターフェース (Extensible Firmware Interface、EFI) ラベル付きデバイスでは、スライス 6 が使われます。各ドライブの残りの領域は、スライス 0 に配置されます。ドライブの使用効率を向上させるためには、この手順を使ってディスクのレイアウトを変更して下さい。VTOC スライス 1 から 6 または EFI スライス 1 から 5 に領域を割り当てることで、Solaris ボリュームマネージャー ボリュームを設定するときにこれらのスライスを使用できるようになります。
スーパーユーザーになります。
format コマンドを使用し、ディスクセット内の各ドライブのディスクパーティションを変更します。
ドライブのパーティションを再分割する際は、次の条件を満たすことで、metaset(1M) コマンドでドライブのパーティションを再分割できないようにする必要があります。
状態データベースの複製を維持するのに十分な大きさの、シリンダ 0 で始まるスライス 7 (VTOC の場合) またはスライス 6 (EFI の場合) を作成します。Solaris ボリュームマネージャー の管理者ガイドを参照して、使用のバージョンのボリューム管理ソフトウェア用の状態データベース複製のサイズを判定します。
ターゲットスライスの Flag フィールドを wu (読み書き可能、マウント不可) に設定します。読み取り専用には設定しないでください。
ターゲットスライスがドライブ上のほかのスライスとオーバーラップしないでください。
詳細については、format(1M) のマニュアルページを参照してください。
md.tab ファイルを使って、ボリュームを定義します。「md.tab ファイルを作成する」に進みます。