クラスタによるパブリックネットワークの使用については、『Sun Cluster Concepts Guide for Solaris OS』の「Public Network Adapters and IP Network Multipathing」を参照してください。
クラスタ構成によっては、Sun Cluster のさまざまなコンポーネントに多数のパブリックネットワーク IP アドレスを設定します。クラスタ構成内の各 Solaris ホストには、サブネットの同じセットのパブリックネットワーク接続が少なくとも 1 つ必要です。
次の表に、パブリックネットワーク IP アドレスの割り当てが必要なコンポーネントの一覧を示します。これらの IP アドレスを、次の場所に追加してください。
使用するすべてのネーミングサービス
各グローバルクラスタノードにあるローカルの /etc/inet/hosts ファイル (Solaris ソフトウェアをインストールしたあとで追加してください)
Solaris 9 OS の IPv6 IP アドレスの場合は、Solaris ソフトウェアをインストールしたあとの各グローバルクラスタノードにあるローカルの /etc/inet/ipnodes ファイル
排他的な IP 非大域ゾーンにあるローカルの /etc/inet/hosts ファイル
コンポーネント |
必要な IP アドレス |
---|---|
サブネットごとに 1 つ |
|
サブネットごとのノードあたり 1 つ |
|
サブネットごとのノードあたり 1 つ |
|
ドメインごとに 1 つ |
|
(省略可能) 非大域ゾーン |
サブネットごとに 1 つ |
1 つ |
|
論理アドレス |
サブネットごとの論理ホストリソースあたり 1 つ |
IP アドレスの計画の詳細については、『System Administration Guide: IP Services』の第 3 章「Planning Your TCP/IP Network (Task)」 または 『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』の第 2 章「TCP/IP ネットワークの計画 (手順)」を参照してください。