Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureノード ID をノード名にマップする

Sun Cluster のインストール中、ノードにはそれぞれ一意のノード ID 番号が自動で割り当てられます。このノード ID 番号は、最初にクラスタに加わったときの順番でノードに割り当てられます。ノード ID 番号が割り当てられたあとでは、番号は変更できません。ノード ID 番号は、通常、エラーメッセージが発生したクラスタノードを識別するために、エラーメッセージで使用されます。この手順を使用し、ノード ID とノード名間のマッピングを判別します。

グローバルクラスタまたはゾーンクラスタ用の構成情報を表示するために、スーパーユーザーになる必要はありません。グローバルクラスタのノードから、このプロシージャーの 1 ステップが実行されます。他のステップはゾーンクラスタノードから実行されます。

  1. clnode(1CL) コマンドを使用して、グローバルクラスタに対するクラスタ構成情報を一覧表示します。


    phys-schost# clnode show | grep Node
    
  2. 1 つのゾーンクラスタに対して、複数のノード ID を一覧表示することも可能です。ゾーンクラスタノードは、実行中のグローバルクラスタノードと同じノード ID を持っています。


    phys-schost# zlogin sczone clnode -v | grep Node
    

例 9–2 ノード名のノードID へのマップ

次の例は、グローバルクラスタに対するノード ID の割り当てを示しています。


phys-schost# clnode show | grep Node
=== Cluster Nodes ===
Node Name:				phys-schost1
  Node ID:				1
Node Name: 				phys-schost2
  Node ID:				2
Node Name:				phys-schost3
  Node ID:				3