Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureディスクパスの監視を解除する方法

ディスクパスの監視を解除する場合は、この手順を使用します。


注意 – 注意 –

DPM は、Sun Cluster 3.1 10/03 ソフトウェアより前にリリースされたバージョンが動作するノードではサポートされません。ローリングアップグレードが行われているときには DPM コマンドを使用しないでください。すべてのノードをアップグレードしたら、DPM コマンドを使用する前にこれらのノードをオンラインにする必要があります。


phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。

この手順では、長形式の Sun Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。コマンドのリストとその短縮形については、付録 B Sun Cluster オブジェクト指向コマンドを参照してください。

  1. クラスタの任意のノードで、スーパーユーザーになるか、RBAC の承認 solaris.cluster.modify を提供する役割になります。

  2. 監視を解除するディスクパスの状態を調べます。


    # cldevice status device
    
  3. 各ノードで、適切なディスクパスの監視を解除します。


    # cldevice unmonitor -n node disk
    

例 5–48 ディスクパスの監視解除

次の例では、schost-2:/dev/did/rdsk/d1 ディスクパスの監視を解除し、クラスタ全体のディスクパスの一覧とそのステータスを出力します。


# cldevice unmonitor -n schost2 /dev/did/rdsk/d1
# cldevice status -n schost2 /dev/did/rdsk/d1

Device Instance              Node               Status
---------------              ----               ------
/dev/did/rdsk/d1             schost-2           Unmonitored