Sun Java System Communications Express 6 2005Q4 管理ガイド

Communications Express の設定

Web コンテナを再起動しても、設定の変更が反映されない

設定の変更が適切な設定パス内のファイルに適用されていることを確認します。

Communications Express 設定が完了すると、次に示す設定ディレクトリがシステムに作成されます。

変更内容がアプリケーションに反映されるようにするには、設定の変更を uwc-deployed-path/WEB-INF/config に行うようにします。

uwc-deployed-path/staging/WEB-INF/config および uwc-basedir/SUNWuwc/WEB-INF/config の 2 つのディレクトリは、設定プログラムが設定中に内部的に作成して使用している一時的なプレースホルダです。これらのディレクトリ内への変更は、アプリケーションに反映されません。

設定タスクが失敗した

問題を特定するには、uwc-basedir/SUNWuwc/install/uwc-config _TIME-STAMP.log にあるログファイルを使用します。

TIME-STAMP は設定のタイムスタンプであり、YYYYMMDDhhmmss という形式です。

設定プログラムが正しく動作しない

問題を特定するには、次に示すデバッグモードを使用してデバッグオプションを有効にし、設定プログラムを呼び出します。

-debug: 一般的なデバッグ情報を生成する。

-debugMessage: エラーおよび警告のログを生成する。

-debugWarning: 警告メッセージおよびエラーメッセージのログを生成する。

-debugError: エラーメッセージのログを生成する。デフォルトではこのオプションが有効です。

UWC アプリケーションの起動に失敗し、Web コンテナのログには例外が示される

このエラーは、設定が不完全であるか不正である場合に発生することがあります。

回避策

設定中に、「chown」コマンドが失敗する

回避策

設定プログラムを実行し、「Web コンテナのユーザーとグループ」パネルで Web コンテナユーザーおよびグループに正しい値を入力します。

認証後に Access Manager が有効な状態で Communications Express にアクセスすると、「この処理の実行中にエラーが発生しました」というメッセージが表示される

回避策

uwc-deployed-path/WEB_INF/config/uwcauth.properties 内の uwcauth.identity.binddn および uwcauth.identity.bindcred プロパティーに、Access Manager SDK をインストールしたときに指定した amAdmin DN のプロパティーが設定されていることを確認します。「uwcauth.properties ファイルでの Access Manager パラメータの設定」の節を参照してください。

Access Manager SSO のために uwcauth.identity.binddnuwcauth.indentity.bindcred にディレクトリ管理者の資格が指定される可能性がありますが、ディレクトリ管理者には、Communications Express が正常に機能するのに必須の特定のドメイン固有属性を取得するために必要な ACL がありません。

Access Manager SDK 統合用に Web コンテナ設定を変更するためのサポートがない

設定プログラムは、Access Manager SDK 統合用の Web コンテナ設定の変更をサポートしていません。

回避策

Access Manager に用意されているツールを手動で呼び出し、Access Manager 用の Web コンテナ設定を変更します。

SSL で Messaging SSO がサポートされていない

回避策

SSL による Messaging SSO をサポートするには、次の手順に従います。

ProcedureSSL による Messaging SSO を有効にする方法

手順
  1. Web Server を SSL モードで設定します。

  2. Communications Express で Web Server の SSL ポートを設定します。

  3. uwcauth.ssl.enabled=true を設定します。

  4. uwcauth.https.port に Web Server の SSL ポートを設定します。

  5. Messaging Server を SSL モードで有効にします。

  6. uwcconfig.properties 内の webmail.port に Messaging Server の SSL ポートを設定します。

  7. messagingsso.ims.url に Messaging Server の非 SSL ポートを指定します。

  8. Web Server と Messaging Server の両方に Certificate Management Server ルート認証局 (CMS ルート認証局) をインストールします。

  9. Web Server を再起動します。

  10. local.webmail.sso.ims.verifyurl に、Messaging Server の非 SSL ポートを指す値を指定します。

  11. Messaging Server を再起動します。