Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

Messaging Server オプション

S/MIME に適用する 3 つの Messaging Server オプションを設定するには、Messaging Server がインストールされたマシンで次の手順を実行します。

ProcedureS/MIME に適用する Messaging Server オプションを設定するには

手順
  1. root としてログインします。次に、次のように入力します。


    # cd msg-svr-base/sbin

    msg-svr-base は Messaging Server がインストールされたディレクトリです。

  2. 次の表に説明がある Messaging Server オプションをシステムの要件に応じて設定します。次のオプションを設定するには、configutil ユーティリティーを使用します。別途記載がないかぎり、オプションを設定する必要はありません。

    パラメータ 

    目的 

    local.webmail.cert.enable

    CRL チェックを処理するプロセスが CRL チェックを実行すべきかどうかを制御します。 

    0 - プロセスは証明書を CRL でチェックしません。これがデフォルトです。

    1 - プロセスは証明書を CRL でチェックします。1 に設定するときには、smime.conf ファイルの crlenable パラメータも 1 に設定します。

    local.webmail.cert.port

    CRL 通信に使用するために Messaging Server が実行されるマシンのポート番号を指定します。このポートは、そのマシンのみにローカルに使用されます。値は、1024 よりも大きくする必要があります。デフォルトは 55443 です。

    デフォルトのポート番号がすでに使用されている場合は、これは必須のオプションです。 

    local.webmail.smime.enable

    Communications Express メールユーザーが S/MIME 機能を使用できるかどうかを制御します。次の値のいずれかを選択します。 

    0 - システムが適切なソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントで構成されている場合でも、Communications Express メールユーザーは S/MIME 機能を使用できません。これがデフォルトです。

    1 - S/MIME 機能の使用を許可されている Communications Express メールユーザーが S/MIME 機能を使用できます。

    次に例を示します。 

    configutil -o local.webmail.smime.enable -v 1