管理者は、ユーザーの LDAP エントリの属性 preferredLanguage を設定することで、GUI およびサーバーで生成されるメッセージの優先言語を設定できます。
サーバーの管理ドメイン外のユーザーにメッセージを送信する場合、サーバーはそのユーザーの優先言語は判断できません。ただし、その着信メッセージが、ヘッダーに優先言語が指定された着信メッセージへの応答である場合を除きます。これらのヘッダーフィールド (accept-language、Preferred-Language、または X-Accept-Language) は、ユーザーのメールクライアントで指定された属性に応じて設定されています。
優先言語に対して複数の設定がある場合、たとえば、Directory Server に保存されている優先言語属性とメールクライアントで指定された優先言語があるような場合は、次の順序で優先言語が選択されます。
元のメッセージの accept-language ヘッダーフィールド
元のメッセージの Preferred-Language ヘッダーフィールド
元のメッセージの X-Accept-Language ヘッダーフィールド
差出人の優先言語属性 (LDAP ディレクトリで見つかった場合)
ドメインの優先言語は、特定のドメイン用に指定されているデフォルトの言語です。たとえば、mexico.siroe.com というドメイン用にスペイン語を指定するとします。管理者は、ドメインの LDAP エントリの属性 preferredLanguage を設定することでドメインの優先言語を設定できます。
次の手順に従って、サーバーのデフォルトサイト言語を指定できます。ユーザーの優先言語が設定されていない場合は、サイト言語を使用して特定言語のメッセージを送信します。
設定を行う Messaging Server を開きます。
「設定」タブをクリックします。
右側のペインの「その他」タブをクリックします。
「サイト言語」ドロップダウンリストで、使用する言語を選択します。
「保存」をクリックします。
コマンド行: 次に示すように、コマンド行でサイト言語を指定することもできます。
configutil -o gen.sitelanguage -v value
value には、ローカルでサポートされているいずれかの言語を指定できます。サポートされるロケールおよびその言語値タグの一覧は、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の第 5 章を参照してください。