mappings ファイルは、一連のテーブルで構成されています。各テーブルはその名前で始まります。名前には常に、最初の列にアルファベット文字がきます。テーブル名の次には必ず空白行が続き、その後にテーブルのエントリが続きます。エントリは、ゼロまたはそれ以上のインデント行で構成されます。各エントリ行は、1 つ以上のスペースまたはタブで区切られた 2 つのカラムから成ります。エントリ内のスペースはすべて、$ 文字で囲む必要があります。各テーブル名の後およびテーブル間には空白行が必要ですが、1 つのテーブル内のエントリ間に空白行があってはなりません。コメントは、1 つめのカラムに記述され、感嘆符 (!) から始まります。
つまり、ファイルフォーマットは以下のようになります。
TABLE1_NAME pattern1-1 template1-1 pattern1-2 template1-2 pattern1-3 template1-3 . . . . . . pattern1-n template1-n TABLE2_NAME pattern2-1 template2-1 pattern2-2 template2-2 pattern2-3 template2-3 . . . . . . pattern2-n template2-n . . . TABLE3_NAME . . . |
TABLE2_NAME マッピングテーブルを使用するアプリケーションは、pattern2-2 文字列を template2-2 で指定された文字列にマップします。各パターン、またはテンプレートには、最高 252 文字までを含めることができます。マッピングテーブルに含まれるエントリの数に制限はありません (ただし、エントリが必要以上に多い場合は、大きな CPU 容量およびメモリ容量を要することになる)。252 バイト以上の長い行は、\ (円記号) を行の末尾に置くことで次の行に続けることができます。2 つのカラム間および 1 つめのカラムの前にある空白スペースを削除してはなりません。
mappings ファイルでマッピングテーブル名が重複することは許されていません。
mappings ファイルにほかのファイルをインクルードすることができます。次の形式の行を使用します。
<file-spec |
これによって、mappings ファイル内の file-spec の行が、その実際のファイルに置き換えられます。ファイル指定には、完全なファイルパス (ディレクトリ等) が必要です。この方法で含めるファイルは、誰でも読み取り可能でなければなりません。mappingsファイルに含めるファイルにはコメントを入れることもできます。インクルードファイルは、3 階層までネストできます。インクルードファイルは、mappings ファイルといっしょに読み込まれます。オンデマンドで読み込まれるのではないため、ファイルを含めることによってパフォーマンスまたはメモリを節約することはできません。