Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

エイリアスファイル

aliases ファイルは、ディレクトリで設定されていないエイリアスを設定するのに使用します。よい例として、Postmaster エイリアスが挙げられます。このファイルで設定したエイリアスがディレクトリにもある場合、このファイルの設定は無視されます。imsimta reload コマンドを発行するか MTA を再起動すると変更が有効になります。感嘆符 (!) で始まる行は、コメント行として解釈されるため、無視されます。また、空白行も無視されます。


注 –

Messaging Server には、アドレスリバースデータベースや特殊化されたマッピングテーブルなど、アドレス操作のためのその他の機能もあります。ただし、アドレス操作を実行する可能性がある場合には、常に書き換えルールを使用するようにしてください。第 11 章「書き換えルールの設定」を参照してください。


このファイルでは、一行に入力できる文字数が 1024 バイトに制限されています。\ (円記号) を継続文字として使用すれば、1 つの論理行を複数の行に分割することができます。

ファイルフォーマットは以下のとおりです。

user@domain: address (ホストしているドメイン内のユーザー用)

user@domain: address (ホストしていないドメイン内のユーザー用。例: デフォルトドメイン)

例:


! A /var/mail/ ユーザー
inetmail@siroe.com: inetmail@native-daemon

! メッセージストアユーザー
ms_testuser@siroe.com: mstestuser@ims-ms-daemon