Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

配信ステータス通知メッセージをカスタマイズおよびローカライズするには

配信ステータス通知メッセージをローカライズして、言語別に異なるユーザーにメッセージを返すことができます。たとえば、フランス語を使用しているユーザーにフランス語の通知を返すことができます。

ステータス通知メッセージのローカライズまたはカスタマイズは、次の 2 つの手順で行います。

  1. ローカライズまたはカスタマイズされた return_*.txt メッセージファイルのセットを作成し、別々のディレクトリに保存します。詳細は、「ステータス通知を作成および変更するには」を参照してください。

  2. NOTIFICATION_LANGUAGE マッピングテーブルを設定します。

NOTIFICATION_LANGUAGE マッピングテーブル (msg_svr_base/config/mappings) では、送信元メッセージ (通知が送信される原因であるメッセージ) の属性 (言語、国、ドメイン、アドレスなど) に応じて使用される、ローカライズまたはカスタマイズされた通知メッセージファイルのセットを指定します。

元の差出人のメッセージがパースされ、ステータス通知の種類、ソースチャネル、優先言語、返信アドレス、および 1 人目の受取人が決定されます。テーブルの構築方法によって異なりますが、通知ファイルのセットは 1 つ以上の属性によって選択されます。

NOTIFICATION_LANGUAGE マッピングテーブルの形式は次のとおりです。サンプルのエントリ行は、紙面の都合で折り返されています。実際のエントリは、1 行で記述する必要があります。


NOTIFICATION_LANGUAGE

 dsn-type-list|source-channel|preferred-language|return-address \
|first-recipient $Idirectory-spec

NOTIFICATION_LANGUAGE
 
! 優先言語: 指定されたヘッダー値
!
    *|*|fr|*|*     $I/lc_messages/table/notify_french/
    *|*|es|*|*     $IIMTA_TABLE/notify_spanish/
    *|*|en|*|*     $I/imta/lang/
!
! 優先言語の値が指定されていない場合は、ドメイン名の国別コードに
! 基づいて通知を選択します。例: PF= フランス領ポリネシア、BO= ボリビア
!
    *|*|*|*.fr|*   $I/imta/table/notify_french/
    *|*|*|*.fx|*   $I/imta/table/notify_french/
    *|*|*|*.pf|*   $I/imta/table/notify_french/
    *|*|*|*.tf|*   $I/imta/table/notify_french/
    *|*|*|*.ar|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.bo|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.cl|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.co|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.cr|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.cu|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.ec|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.es|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.gp|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.gt|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.gy|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.mx|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.ni|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.pa|*   $I/imta/table/notify_spanish/
    *|*|*|*.ve|*   $I/imta/table/notify_spanish/
                  

注 –

デフォルトの mappings.locale ファイルはインストールによって組み込まれます。これは、通知言語マッピングを有効にするために mappings ファイルに組み込まれます。通知言語マッピングを無効にするには、インクルード行を以下のようにコメントアウトします。

! <IMTA_TABLE:mappings.locale

ファイル内のコメントを読み、必要に応じて変更してください。