Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

多数の書き換えルールを扱う

MTA は常に imta.cnf ファイルからすべての書き換えルールを読み取り、メモリ内のハッシュテーブルにそれらのルールを保存します。コンパイルした設定を使用すると、情報が必要になるたびに設定ファイルを読み取るという作業を省くことができます。この場合でも、メモリ内にすべての書き込みルールを保存するためにハッシュテーブルが使われます。この方法は、書き換えルールがあまり多くない場合に適しています。サイトによっては 10,000 個以上の書き換えルールが必要になる場合もあります。このような場合には、かなり多くのメモリを費やさなければなりません。

MTA では、補助的なインデックス付きデータファイルに多数の書き換えルールを保存するオプションの機能を使って、この問題を解決することができます。通常の設定ファイルが読み取られるたびに、MTA はドメインデータベースがあるかどうかを調べます。データベースがある場合は、設定ファイルのルールが照合に失敗するたびにそのデータベースが開かれ、その内容が調べられます。ドメインデータベースが調べられるのは、指定されたルールが設定ファイル内に見つからなかったときだけです。そのため、ルールはいつでも設定ファイルに追加することができ、それによってデータベース内のルールが無効になります。デフォルトでは、ドメインデータベースはホストしているドメインに関連する書き換えルールを保存するために使用されます。IMTA_DOMAIN_DATABASE 属性は imta_tailor ファイルに保存されています。このデータベースのデフォルトの場所は msg_svr_base/data/db/domaindb.db です。


注 –

このファイルは手作業で編集しないでください。