Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

チャネルのデフォルトを設定する

設定ファイルにはさまざまなチャネルキーワードが繰り返し記述されていることがあります。このような設定を管理するには時間がかかり、エラーの原因にもなります。複数のチャネルに対してデフォルトのキーワードを指定すると、設定を簡素化することができます。

たとえば、次の行を設定ファイルに追加すると、行中で指定したキーワードがそれ以降のすべてのチャネルブロックに適用されます。

defaults keyword1 keyword2 keyword3 ...

defaults 行はチャネルを特定せずにデフォルトのキーワードを変更するための特殊なチャネルブロックだと考えられます。また、defaults 行にほかのチャネルブロック情報を指定する必要はありません (指定しても無視される)。

1 つのファイルに使用できる defaults 行の数に上限はありません。複数の defaults 行を指定した場合、ファイルの下へ行くほど (あとで追加した行ほど) 優先度が高くなります。

設定ファイル内のある位置 (たとえば、外部ファイルのチャネルブロックの独立したセクションの冒頭など) 以降には無条件に defaults 行が適用されないように設定しておく方がよい場合もあります。そのためには、nodefaults 行を使用します。たとえば、次の行を設定ファイルに挿入すると、それ以前の部分で defaults を使って指定した設定がすべて無効になり、defaults を使用していないのと同じ状態に戻ります。

nodefaults

ほかのチャネルブロックと同様に、defaultsnodefaults チャネルブロックを使用する場合も、ブロック間の区切りには空白行を使用します。設定ファイル内でローカルチャネルの前に記述できるチャネルブロックは、defaultsnodefaults のみです。ただし、ほかのチャネルブロックと同様、書き換えルールの前に記述することはできません。