一部の Brightmail 設定ファイルオプションについては、表 14–3 に示します。Brightmail 設定ファイルオプションの完全なリストは、Brightmail から入手できます。オプションおよび値は大文字と小文字が区別されません。
表 14–3 Brightmail 設定ファイルオプション (一部)
Brightmail オプション |
説明 |
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1 つのメッセージが複数の判定を受けることがあります。その場合、このオプションで順序を指定します。このオプションを virus-spam と指定した場合、メッセージに対して先にウィルス処理、次にスパム処理が行われます。判定はハイフン (-) で区切られます。これは Sun Java System Messaging Server で Brightmail を使用する場合に推奨される設定です。 |
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スパムでもウィルスでもなく、したがって判定を受けない通常のメッセージの配信方法を指定します。このようなメールを通常に配信するには、値として inbox を指定します。デフォルトはありません。 |
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この属性ではローカルとみなされるドメインを指定します。いくつかのドメインがすべてローカルとみなされ、それを指定する場合は、この属性の行は複数になることがあります。ローカルドメインと外部ドメインを使用して、判定のための 2 種類の処理を指定します。 次の blSWClientDestinationLocal と blSWClientDestinationForeign を参照してください。たとえば、次のように指定します。 blSWLocalDomain=siroe.com |
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このオプションではローカルドメイン用に判定とアクションのペアを指定します。この指定は通常 2 行で行われ、1 行はスパム用、もう 1 行はウィルス用です。値は verdict|action という形式をとります。次に例を示します。 blSWClientDestinationLocal=spam|spambox blSWClientDestinationLocal=virus| 「null」アクション (| の右側に指定なし) に対するデフォルトの Brightmail 解釈は、メッセージを破棄することです。したがって、上記の例では判定が virus であるメッセージは破棄されます。また、判定が spam である場合、上記の例では spambox というフォルダにメッセージが保存されます。メッセージがスパムでもウィルスでもない場合、判定は一致せず、前出の blSWClientDestinationDefault の設定内容に基づいてメールは通常どおり配信されます。 Brightmail サーバーを MTA と別のマシンで使用している場合には、各 MTA によって実行されるアクションをカスタマイズできます。それには次の MTA オプションを使用して Brightmail サーバーから返されるアクションや判定を無効にします。Brightmail_verdict_n/Brightmail_action_n/Brightmail_null_action/Brightmail_string_action。この例では、MTA で別の Brightmail_null_action を使用してウィルスアクション (MTA のアクションを無効にするアクション) を無効にできます。または Brightmail_verdict_0=spambox と Brightmail_action_0=data:,require "fileinto";fileinto "Junk"; を使用して、spambox の代わりに Junk というフォルダに保存できます。 |
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上記の blSWClientDestinationLocal と同じ形式と内容です。ただし、ローカル以外のドメインのユーザーに適用されます。 |
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Sun Java System Messaging Server で使用する場合は、常に TRUE に設定してください。 |
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ip:port[,ip:port,...] という形式で Brightmail サーバーの IP アドレスとポート番号を指定します。 |