mode を 0 に設定して spamfilterX_null_option とともに使用すると、メッセージがスパムであると判明した場合に特定のフォルダにメッセージをファイリングするなど、ほかのアクションを実行できます。例:
spamfilter1_null_option=data:,require "fileinto"; fileinto "VIRUS";
感染したメッセージをフォルダにファイリングすることは、ほとんどの場合不適切です。
mode を 1 に設定すると、アクションを起動できます。たとえば、mode を 1 に設定して、MTA の spamfilterX_string_action オプションを次のように設定すると、スパムの結果を拒否メッセージに含めることができます。
spamfilter1_string_action=data:,require "reject"; reject "Message contained a virus [$U]";
reject アクションはウィルスを差出人に送り返すため、fileinto と同様、このアクションを使用してウィルスを処理する方法は不適切です。
option.dat ファイルに行を追加して、スパムメッセージのヘッダーにタグを追加することもできます。次に例を示します。
spamfilter1_string_action=data:,addtag “[SPAM detected!]”;
mode を 2 に設定すると、メッセージにウィルスが含まれると判定されるかどうかにかかわらず、アクションを実行できます。あとでテストできるヘッダーフィールドが追加されているところは、明らかに mode 2 のアプリケーションです。
spamfilterX_string_action=data:,require ["addheader"];addheader "$U"