この節では、configutil コマンドを使用して、またログの検索および表示のためのコンソールを使用して、サービスログを使用する方法について説明します。
次のように syslogfacility オプションを指定して configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.servicesyslogfacility -v value
ここで、service は admin、pop、imap、imta、または http に、value は user、mail、daemon、local0 から local7、または none になります。
値が設定されると、設定値に対応する syslog 機構のログにメッセージが記録され、その他のすべてのログファイルサービスオプションが無視されます。オプションが設定されていない場合、または値が none の場合、Messaging Server ログファイルが使用されます。
ログファイルオプションを設定する Messaging Server を開きます。
「設定」タブをクリックし、左側のパネルで「ログファイル」フォルダを開き、サービス (IMAP、HTTP、Admin など) のログファイルを選択します。
「詳細レベル」ドロップダウンリストからログレベルを選択します。
「ログファイルのディレクトリパス」フィールドに、ログファイルの保存先となるディレクトリの名前を入力します。
「各ログのファイルサイズ」フィールドに、ログファイルの最大サイズを入力します。
「新規ログエントリの作成」フィールドに、ログローテーションのスケジュールの値を入力します。
「ディレクトリ当たりのログ数」および「ログが次の日付よりも古い場合」フィールドに、バックアップスケジュールを考慮に入れて、最大ログファイル数と期限を示す値を入力します。
「ログサイズの合計が次の値を超えたとき」フィールドに、合計保存領域の上限を入力します。
「残りディスク容量が次の値以下になった場合」フィールドに、確保しておく空きディスク容量の最小値を入力します。
使用しているシステムが HTTP メッセージアクセス (Web メール) をサポートしていない場合は、次の変数を設定して HTTP のログを無効にできます。システムに Web メールサポート (たとえば、Messenger Express) が必要な場合は、これらの変数を設定しないでください。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o service.http.enable -v no configutil -o service.http.enablesslport -v no
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.loglevel -v level
ここで、service は admin、pop、imap、imta、または http に、loglevel は Nolog、Critical、Error、Warning、Notice、Information、または Debug になります。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.logdir -v dirpath |
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.maxlogfilesize -v size |
size にはバイト数を指定します。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.rollovertime -v number |
number には秒数を指定します。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.maxlogfiles -v number |
number にはログファイルの最大数を指定します。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.maxlogsize -v number |
number にはバイト数を指定します。
次のように configutil コマンドを実行します。
configutil -o logfile.service.minfreediskspace -v number |
number にはバイト数を指定します。
configutil -o logfile.service.expirytime -v number |
number には秒数を指定します。
指定したサービスに属する固有の特徴を持つログイベントを検索するには、以下の手順に従います。
コンソールで、調べるログファイルがある Messaging Server を開きます。
以下のいずれかの方法で、指定したサービスログの「ログファイルの内容」タブを表示します。
「タスク」タブをクリックしてから、「サービスログの表示」をクリックします。サービス部分は、ログに記録されているサービスの名前 (”IMAP サービス” や ”管理” など) です。
「設定」タブをクリックし、左側のパネルで「ログファイル」フォルダを開き、サービス (IMAP や Admin など) のログファイルを選択します。次に、右側のパネルの「目次」タブをクリックします。
ログに記録されたサービスの「目次」タブが表示されます。
「ログファイル名」フィールドで、調べたいログファイルを選択します。
「選択したログの表示」ボタンをクリックして「ログビューア」ウィンドウを開きます。
「ログビューア」ウィンドウで、検索パラメータを指定します (前述の「検索パラメータ」を参照)。
「更新」をクリックして検索を実行し、「ログエントリ」フィールドに結果を表示します。