これも 3 次元のテーブルで、メッセージの配信中に各 MTA の各チャネルで発生した一時的および永久的なエラーの数を示します。インデックス値が 4000000 のエントリは一時的なエラー、5000000 のエントリは永久的なエラーです。一時的なエラーの場合は、メッセージが再度キューに入れられ、あとで再び配信が試みられます。永久的なエラーの場合は、メッセージが拒否されるか、配信不能として戻されます。
以下に、mtaGroupErrorTable (mib-2.28.5.1) のデータ例を示します。
mtaGroupErrorTable: mtaGroupInboundErrorCount.1.1.4000000 1 = 0 mtaGroupInboundErrorCount.1.1.5000000 = 0 mtaGroupInternalErrorCount.1.1.4000000 = 0 mtaGroupInternalErrorCount.1.1.5000000 = 0 mtaGroupOutboundErrorCount.1.1.4000000 = 0 mtaGroupOutboundErrorCount.1.1.5000000 = 0 mtaGroupInboundErrorCount.1.2.4000000 1 = 0 ... mtaGroupInboundErrorCount.1.3.4000000 1 = 0 ... |
注:
.x.y.z という形式のサフィックスでは、x はアプリケーションインデックス (applIndex) であり、applTable 内のどのアプリケーションがレポートされているかを示します。この場合は MTA です。y は mtaGroupTable 内のどのチャネルがレポートされているかを示します。上の例では、1 により tcp_intranet チャネルが、2 により ims-ms チャネルが、3 により tcp_local チャネルが指定されています。z は 4000000 または 5000000 の値をとり、そのチャネルのメッセージ配信中に発生した一時的または永久的なエラーの数を示します。
エラー数が急激に増加した場合は、異常な配信問題があると考えられます。たとえば、tcp_ channel の値が急激に増加した場合は、DNS またはネットワークの問題が考えられます。ims_ms チャネルの値が急激に増加した場合は、メッセージストアへの配信の問題が考えられます。たとえば、パーティションに空き容量がない、または stored に問題があるなどです。