Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

双方向 SMS ルーティングを設定する

MTA と SMSC 間の双方向の電子メールおよび SMS ルーティングを設定する場合に推奨される方法は、次の 3 手順のプロセスです。

SMS アドレスプレフィックスを設定する

MTA SMS チャネルによって生成されたソース SMS アドレスは、選択した SMS アドレスプレフィックスに一致するように設定する必要があります。次の設定を行います。

ゲートウェイプロファイルを設定する

次に、SMS Gateway Server のゲートウェイプロファイルを設定して、リレー対象のすべての SMS ソースアドレスを一意にする必要があります。これはデフォルト設定ですが、ゲートウェイプロファイルオプション MAKE_SOURCE_ADDRESSES_UNIQUE=1 を指定することによって明示的に設定することもできます。この設定によって、リレー対象の SMS ソースアドレスは次の形式になります。

prefixnnnnnnnnnn

nnnnnnnnnn は、一意の 10 桁の 10 進数です。

SMSC を設定する

最後に、SMSC を設定して、プレフィックス (プレフィックスのみ、またはプレフィックスと 10 桁の 10 進数のどちらか) と一致するすべての SMS 宛先アドレスを SMS Gateway Server の SMPP サーバーにルーティングする必要があります。このようなルーティングの正規表現は、次のようになります。

prefix([0-9]{10,10}){0,1}

prefixDEFAULT_SOURCE_ADDRESS の値です。[0-9] は 10 桁の 10 進数として許容される値を示し、{10, 10} は最小値が 10 桁あり、最大値が 10 桁あるということを示します。{0, 1} は、ゼロまたは 10 桁の数字のどれかが可能であることを示します。