Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

スレッドチューニングオプション

各受信 TCP 接続はそれぞれが 1 つの SMPP セッションです。セッションの処理は、スレッドプールのワーカースレッドによって行われます。セッションの処理を I/O 要求が完了するまで待つ必要がある場合は、ワーカースレッドはそのセッションを保留し、ほかの処理を実行します。I/O 要求が完了すると、プール内の使用されていないワーカースレッドによってセッションが再開されます。

以下のオプションを使用して、ワーカースレッドのプールの処理を調整できます。「THREAD_COUNT_INITIAL」「THREAD_COUNT_MAXIMUM」「THREAD_STACK_SIZE」

THREAD_COUNT_INITIAL

(整数、> 0) ワーカースレッドのプールに最初に作成するスレッド数。この数には、メモリー内の履歴データ専用に使用されるスレッド (2 スレッド) を含みません。また、着信 TCP 接続の待機専用に使用されるスレッド (SMS Gateway Server が待機する TCP ポートおよびインタフェースアドレスペアにつき 1 スレッド) も含みません。THREAD_COUNT_INITIAL のデフォルト値は 10 スレッドです。

THREAD_COUNT_MAXIMUM

(整数、>= THREAD_COUNT_INITIAL) ワーカースレッドのプールに許可する最大スレッド数。デフォルト値は 50 スレッドです。

THREAD_STACK_SIZE

(整数、> 0) ワーカースレッドのプール内の各ワーカースレッドのスタックサイズ (単位: バイト)。デフォルト値は 65,536 バイト (64K バイト) です。