次の表に、一部の定義済みチャネルの一覧を示します。
表 13–1 定義済みチャネル
チャネル |
定義 |
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defaults |
各種チャネルにデフォルトのキーワードを指定するために使用します。「チャネルのデフォルトを設定する」を参照してください。 |
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l |
UNIX 専用。ルーティングの決定および UNIX メールツールを使用したメール送信に使用します。 |
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ims-ms |
メールをローカルストアに配信します。 |
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native |
UNIX 専用。/var/mail にメールを配信します。(Messaging Server では、/var/mail アクセスはサポートされない。ユーザーが /var/mail ストアのメールにアクセスするには、UNIX ツールを使う必要がある。) |
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pipe |
サイト提供のプログラムやスクリプトを介してメールを配信するために使用します。この pipe チャネルによって実行されるコマンドは、管理者が imsimta プログラムのインタフェースを通じて管理します。 |
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reprocessprocess |
遅延メッセージのオフライン処理に使用されるチャネル。通常、reprocess チャネルはソースまたは宛先チャネルとして公にされません。process チャネルは、ほかの MTA チャネルと同様、公にされます。 |
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defragment |
断片化された MIME メッセージの修復方法を提供します。 |
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conversion |
MTA を通じて配信されるメッセージを本文部分ごとに変換します。 |
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bitbucket |
破棄するメッセージに使用します。 |
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inactive/deleted |
ディレクトリ内でのステータスが非アクティブまたは削除済みになっているユーザーへのメッセージの処理に使用します。通常、受信したメッセージをバウンスし、カスタムバウンスメッセージを差出人に送り返します。 |
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hold |
ユーザーへのメッセージを保留します。ユーザーがあるメールサーバーから別のサーバーに移行された場合などに使用します。 |
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sms |
SMS ゲートウェイへの片方向電子メールをサポートします。 |
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TCP/IP の上位プロトコルとして SMTP を実装します。マルチスレッド TCP SMTP チャネルには、ディスパッチャ制御下のマルチスレッド SMTP サーバーが含まれます。送信された SMTP メールは、必要に応じてジョブコントローラの制御下で動作し、チャネルプログラム tcp_smtp_client によって処理されます。 tcp_local はリモート SMTP ホストからのメールを受信します。メッセージを送信する場合は、スマートホスト/ファイアウォール設定が使われているかどうかによって、直接リモート SMTP ホストに送るか、またはスマートホスト/ファイアウォールシステムに送ります。 tcp_intranet はイントラネット内のメールを送受信します。 tcp_auth は、tcp_local のスイッチチャネルとして使用されます。認証されたユーザーは、リレーブロックの制約を回避するため tcp_auth チャネルに移されます。 tcp_submit は、送信されたメッセージ (通常の場合はユーザーエージェントからのメッセージ) を予約されている送信ポート 587 で受け入れます (RFC 2476 を参照)。 tcp_tas は Unified Messaging を使用するサイト用の特殊なチャネルです。 |