SPA が管理権限を持つプロバイダ組織の、共有組織および完全な組織の作成、削除、変更。
図 A–1 の例では、VIS プロバイダ組織の SPA は次の作業を実行できます。
DEF、HIJ、SESTA 組織の変更または削除。
VIS プロバイダ組織下の新規組織の作成。
プロバイダ組織下のすべての組織のユーザーの作成、削除、変更。
プロバイダ組織下のすべての組織のグループの作成、削除、変更。
プロバイダ組織下のすべての組織のカレンダリソースの作成、削除、変更。
ユーザーへの OA のロールの割り当て。
たとえば、図 A–1 で示されるサンプル組織では、SPA は OA ロールを SESTA 組織の user2 に割り当てることができます。その結果、user2 は SESTA 組織のユーザーを管理できるようになります。
SPA はユーザーから OA のロールを削除することもできます。
プロバイダ組織下のほかの正当なユーザーに対する SPA のロールの割り当て (および SPA のロールの削除)。
組織へのサービスパッケージの割り当て。
サービスパッケージの詳細については、第 1 章「Delegated Administrator の概要」の 「サービスパッケージ」を参照してください。
SPA は指定されたタイプのサービスパッケージを組織に割り当て、各パッケージについて、その組織で使用できる数の上限を決定できます。
たとえば、SPA は次のサービスパッケージを割り当てられます。
DEF 組織
1,000 gold パッケージ 500 platinum パッケージ |
HIJ 組織
2,500 topaz パッケージ 500 platinum パッケージ 500 emerald パッケージ 1,000 ruby パッケージ |
SESTA 組織
2,000 silver パッケージ 1,500 gold パッケージ 100 platinum パッケージ |
SPA は Delegated Administrator コンソールを使用して上記のタスクを実行できます。このリリースでは、Delegated Administrator ユーティリティーには上記のタスクを実行するコマンドオプションは含まれていません。
TLA は既存の共有組織、または完全な組織の変更や削除ができます。TLA は、これらの組織のユーザーも管理できます。
TLA はユーザーから SPA のロールを削除することはできますが、コンソールから SPA のロールを割り当てることはできません。このリリースの Delegated Administrator の制約については、「このリリースに関する注意点」を参照してください。
TLA によって実行される管理作業の詳細については、第 1 章「Delegated Administrator の概要」の 「管理者のロールとディレクトリ階層」を参照してください。
SPA のロールは、SPA に指定された組織と、SPA が管理するプロバイダ組織の下位組織のユーザーに割り当てる必要があります。
図 A–1 の例では、VIS プロバイダ組織に SPA を作成する必要があると想定します。SPA のロールを DEF 組織の user1 に割り当てます。
プロバイダ組織のノードにはユーザーが含まれていないため、SPA は下位組織に存在している必要があります。
したがって、SPA がプロバイダ組織を管理するためには、その下に少なくとも 1 つの組織を作成する必要があります。この組織を、SPA のロールを割り当てるユーザーが所属する組織として指定します。詳細については、「プロバイダ組織とサービスプロバイダ管理者の作成」を参照してください。