ユーザーの検索や表示などの Delegated Administrator 機能のパフォーマンスを向上するには、ディレクトリの検索時に Directory Server が使用するインデックスのしきい値を大きくします。
Directory Server が大量の LDAP オブジェクトを検索するときにしきい値が小さいと、検索の完了前にインデックスの領域が不足することがあります。残りの検索はインデックスなしで実行されるので、検索処理が遅くなります。
この操作は経験豊かな Directory Server 管理者だけが行ってください。
インデックスしきい値を大きく設定するには、dse.ldif ファイルのnssldap-allidsthreshold オプションの値を変更します。
通常、このオプションの値は次のように設定されています。
nssldap-allidsthreshold: 4000 |
nssldap-allidsthreshold の値を大きく設定します。次に例を示します。
nssldap-allidsthreshold: 200000 |
インデックスしきい値の詳細については、『Sun Java System Directory Server 管理ガイド』の「ディレクトリデータのインデックス作成」の「インデックスの管理」を参照してください。nssldap-allidsthreshold オプションの定義については、『Sun Java System Directory Server Administration Reference』の「Server Configuration Reference」の「Database Configuration Attributes」を参照してください。