Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

完全ルートゾーン

完全ルートゾーンモデルは、最大限の構成可能性を提供します。Solaris の必須パッケージおよび選択したオプションパッケージのすべてが、ゾーン固有のファイルシステムにインストールされます。このモデルの利点として、大域管理者がゾーンのファイルシステムの配置をカスタマイズできることが挙げられます。たとえば、バンドルされていない Sun 以外のパッケージを任意に追加することが可能です。

このモデルに必要なディスク容量は、大域ゾーンにインストールされているパッケージによって使用されるディスク容量で決まります。


注 –

次の inherit-pkg-dir ディレクトリを含む疎ルートゾーンを作成した場合、このゾーンを完全ルートゾーンとしてインストールするには、まず、これらのディレクトリを非大域ゾーンの構成から削除する必要があります。

「ゾーンの構成方法」を参照してください。