Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

ゾーンが含まれているシステムでの patchadd -Gpkginfo 変数の相互作用

次に、大域ゾーンおよび非大域ゾーンにパッチを追加する際の -G オプションと SUNW_PKG_ALLZONES 変数の相互作用について説明します。

大域ゾーン、-G 指定あり

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されているパッケージがある場合、この使用法の結果はエラーとなり、処理は行われません。

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されているパッケージがない場合は、大域ゾーンのパッケージだけにパッチが適用されます。

大域ゾーン、-G 指定なし

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されているパッケージがある場合は、すべてのゾーンにあるそれらのパッケージにパッチが適用されます。

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されていないパッケージがある場合は、該当するすべてのゾーンにあるそれらのパッケージにパッチが適用されます。「大域ゾーンのみ」のパッケージは、大域ゾーンだけにインストールされます。

非大域ゾーン、-G 指定ありまたは指定なし

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されているパッケージがある場合、この使用法の結果はエラーとなり、処理は行われません。

SUNW_PKG_ALLZONES=TRUE に設定されているパッケージがない場合は、非大域ゾーンのパッケージだけにパッチが適用されます。