Oracle Solaris のシステム管理 (Oracle Solaris コンテナ : 資源管理と Oracle Solaris ゾーン)

共有 IP ゾーンにおける Solaris IP フィルタ

Solaris IP フィルタは、ステートフルパケットフィルタリングとネットワークアドレス変換 (NAT) を行います。ステートフルパケットフィルタは、アクティブな接続の状態を監視し、取得した情報を使用して、ファイアウォールの通過を許可するネットワークパケットを決定することができます。Solaris IP フィルタには、ステートレスパケットのフィルタリングとアドレスプールの作成と管理を行う機能もあります。詳細は、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』の第 25 章「Oracle Solaris IP フィルタ (概要)」を参照してください。

ループバックフィルタリングをオンに設定することで、非大域ゾーンで Solaris IP フィルタを有効にすることができます。詳細は、『Solaris のシステム管理 (IP サービス)』の第 26 章「Oracle Solaris IP フィルタ (作業)」で説明されています。

Solaris IP フィルタは、オープンソースの IP Filter ソフトウェアをベースにしています。